
記事を書いたら誰かに読んでもらいたいと思いますよね?そのためには、早く上位表示させる必要があります。
でも、どんなに良い記事でも、投稿してすぐに上位表示されることは稀です。しかし、比較的すぐに上位表示させる方法だって、ちゃんとあります。
それは、ライバルが少ないキーワードを探し出して、それで記事を書くことです。
でも、そんなこと言われても、実際に検索してみると、凄く強そうなライバルが上位表示されていることがほとんどですよね?しかし、それって単なる勘違いのことも多いんですよ!
ライバルの見分け方が分かると、投稿した途端に1ページ目に表示されるようなキーワードも見つかることがあります。
分かってしまうと、難しそうに見えても、実は簡単に上位が狙えそうなキーワードを見つけることができますよ!
というわけで、あなたのキーワード探しの悩みを少しでも軽くするために、今回はライバルが少ないキーワードの探し方をお伝えします。
良いキーワードの基本
ライバルが少なくても、上位表示が難しかったり、全然アクセスが期待できないキーワードもあります。
そのため、まずは良いキーワードの基本をおさらいしておきましょう。
具体的には次の3つを満たすものが良いキーワードです。
- 最低限の検索数がある
- ライバルが少ない
- 自分の立場でも説得力が出せる
ちゃんと検索されているキーワードでなければ、アクセスは期待できないので、1番は何も難しくないですね。2番もこの記事のテーマなので、それはこの後に説明します。
ポイントは3番の”自分の立場でも説得力が出せる”ことです。
例えば、サッカー選手じゃない私が、サッカーが上手になる方法の記事を書いたら、世の中の人は説得力を感じるでしょうか?世の中の人が信頼するのは、サッカーのコーチやサッカー経験者の情報に決まってます。
このようにキーワードには、自分の立場によっては、説得力を出せないものがたくさんあります。こういったこともキーワードの良し悪しに関係してくるので、注意してください。
ちなみにライバルチェックのやり方はこちらの記事に詳しく書いているので、参考にしてみてください。
記事を上位表示させたければ、ライバルよりも良い記事を書く必要があります。 その時に重要になるのが、ライバルチェックです。 しかし、多くの人がこのライバルチェックのやり方を間違えています。 そこで、ブログのライバルチェックで重要なポイントを解説します。
というわけで、次はライバルが少ないキーワードの探し方を説明していきます。
まずはライバルが少ない傾向があるキーワードの例を紹介しますね。
ライバルが少ないキーワードの例
ブログ講師をしていると、ライバルが少ないキーワードが見つからずに悩んでいる方がとても多いです。
そんな方々には、このようなキーワードをおすすめしています。
- 範囲が狭いキーワード
- 感情キーワード
- 副次的なニーズのキーワード
どれもライバルが少ないキーワードを手軽に探すポイントなので、順番に説明しますね。
範囲が狭いキーワード
まず基本中の基本はキーワードの範囲を狭めることです。
例えば次のキーワードで、順番に検索してみてください。
- 「英会話スクール」
- 「英会話スクール 出会い」
- 「英会話スクール 出会い 結婚」
「英会話スクール」の1語だと、1ページ目には英会話スクールのサイトばかりです。英会話スクールを運営していない個人だと、説得力が出せないため、上位表示は難しそうです。
【「英会話スクール」の検索結果】
しかし「英会話スクール 出会い」の2語だと、“出会いを作る方法”を解説している個人のブログなどが上位に出てきます。これなら勝負できそうです。
【「英会話スクール 出会い」の検索結果】
更に「英会話スクール 出会い 結婚」の3語になると、もはや“結婚できるかどうか”や”結婚に至るまでの方法”を書いたライバルは存在しません。
【「英会話スクール 出会い 結婚」の検索結果】
このように複合キーワードにして、検索意図の範囲を狭めていくと、一般的にライバルは少なくなっていきます。
あまりに狭くし過ぎると、今度は検索数が少なくなってしまうので、バランスが重要です。しかし、ライバルを減らすための基本的な方法なので、色々な複合キーワードの中から、最適なものを見つけてください。
ちなみに複合キーワードの探し方は、こちらの記事に詳しく書いているので、参考にしてみてください。
SEOではキーワードの使い方がとっても大切ですよね? でも、キーワードを使いこなすことは、簡単じゃありません。 そこで、個人運営のブログでおすすめなのが、複合キーワードを使うことです。 この記事では複合キーワードの使い方や検索方法をお伝えします。
感情キーワード
感情キーワードとは、例えばこのような、感情が込められてるキーワードのことです。
- 疲れた
- つまらない
- 欲しい
- 面倒
- 楽しい
特定のキーワードとこれらの感情キーワードを組み合わせると、ライバルが弱いキーワードになりやすいです。
例えば「お弁当 足りない」なんてキーワードは、上位に質問サイトばかりなので、ライバルが少ないことが分かります。
“お弁当”が含まれるキーワードは、クックパッドのようなレシピサイトが激しい競争をしています。しかし、このキーワードは、そんな激戦区からは外れています。
色々と組み合わせてみると、面白いキーワードがたくさん見つかりますよ!
副次的なニーズのキーワード
副次的なニーズとは、そのジャンルで多くの人が知りたがってることと、少しズレたニーズのことです。
例えば、新幹線に関して、世の中の多くの人が持ってるニーズって、恐らくこのようなことではないでしょうか?
- チケットを購入したい
- チケットの割引方法を知りたい
- 運行状況を知りたい
- 時刻表を知りたい
しかし、このようなテーマで記事を書いても、既に多くのライバルがいるため、苦戦必至です!そこで、このような大きなニーズを避けて、一部の人が持ってるニーズにズラすのです。
例えば「新幹線 寝る」で検索すると、1ページ目には個人ブログや質問サイトなどが表示されるため、ライバルが少ないことが分かります。
普段からニッチなニーズを意識していると、面白いキーワードはたくさん見つかりますよ!
しかし、実際にはこれら全てがライバルが少ないわけではありません。やはり、自分で確かめてみなければ、本当に上位表示が狙いやすいキーワードかどうかは、分かりません。
そこで、次はライバルが少ないと判断する基準を紹介します。
ライバルが少ないと判断する基準
ライバルが少ないキーワードを、よくブルーオーシャンなんて表現します。
でも、実際に検索してみると、上位には見た目も中身も素晴らしい記事ばかりが出てきちゃいますよね^^;
判断基準が分からないと、恐らくどんなキーワードも、難しく感じてしまうはずです。
でも、ポイントはキーワードの検索意図なんです。上位表示されている記事と、キーワードの検索意図がどれだけズレているかを考えると、ライバルの質が分かるようになります。
検索意図とズレた状態とは?
検索意図とのズレは、実際にそのようなキーワードを見てみると分かると思います。
例えば「中本 仙台」と「中本 横浜」というキーワードで検索してみます。(“中本”とは東京を中心に出店している、激辛ラーメンの人気店です。)
【「中本 仙台」の検索結果】
実は中本は、2019年1月23日現在、仙台には出店してません。そのため「中本 仙台」の検索結果には、中本に似た味のラーメン店を紹介する記事が上位表示されています。
しかし、このキーワードで検索する人が知りたいことは、“中本の仙台店の情報が知りたい”あるいは“中本の仙台店は、いつできるのかな?”が最も強いはずです。
でも、仙台店はまだ無いので、Googleは本来の検索意図になるべく近い代わりになる記事を仕方なく上位表示させているのです。
これが検索意図とのズレです。
この「中本 仙台」の検索結果が、本来の検索意図とズレていることは「中本 横浜」の検索結果を見れば、ハッキリと分かります。
【「中本 横浜」の検索結果】
中本には横浜店があるので、中本横浜店の情報が書かれた記事が、ちゃんと上位表示されています。
このようなキーワードの検索意図とのズレが見つかれば、あとは本来の検索意図にピッタリな記事を書けば、簡単に上位ゲットです。
分かりやすいように「中本 仙台」を例にして説明しましたが、残念ながら実際に中本の仙台店が無いため、本来の検索意図を満たす記事を書くのは不可能です。
しかし、注意深く検索意図を調べていると『それって、ユーザーが知りたい事と微妙にズレてるんじゃない?』というキーワードはたくさん見つかります。
常に意識していれば、キーワードを見ただけで、ある程度の検索意図が推測できるようになってきます。普段から検索意図を意識してキーワードを探してみてください。
検索意図の調べ方は、こちらの記事に詳しく書いているので、読んでおいてくださいね。
記事を書く準備で最も重要なのは、キーワードの背景にある検索意図を調べることです。 検索意図が把握できていると、ユーザーの満足度が高い記事を書くことができます。 そのため、検索意図を把握することは、最も強力なSEOなのです。 そこで、この記事では、キーワードの検索意図の調べ方を解説します。
検索意図の分析は感覚的な部分も多く、慣れも必要です。もしズレが見抜けない場合は、気軽に質問してくださいね!
その他のポイント
ライバルの少なさを判断するには、検索意図とのズレを確かめる以外にも、次のようなサイトが上位表示されていることでもある程度の判断ができます。
- Yahoo知恵袋などの質問サイト
- NAVERまとめなどのキュレーションサイト
- Amebaのような無料ブログ
このようなサイトは内容が薄く、SEO的にはあまり強くありません。それにもかかわらずこのようなサイトが上位表示されている場合は、ライバルが少ないと考えられます。
ただし、あくまでもライバルが少ないことを意味しているだけなので、場合によっては検索意図に合った、手厚い内容の記事のこともあります。
必ず、検索意図を確認することを忘れないでくださいね。
まとめ
というわけで、今回はライバルの少ないキーワードを探す方法を解説しました。
ライバルの少なさを判断する方法をまとめておきますね!
- キーワードの背景にある検索意図を把握する
- 複合キーワードを使って範囲を狭くする
- 感情キーワードや副次的なニーズから探してみる
上位表示されている記事とキーワードの検索意図のズレを調べる。
2語以上で、ある程度の検索数のあるキーワードを使う。
感情が込められたキーワードや、ニッチなキーワードはライバルが少ない傾向がある。
ブログを運営するなら読者の目線になって考えることは、必要不可欠なことです。
そのためにとても役立つのが、キーワードの検索意図を見抜く力です。
この力が身に付くと、Googleの検索結果の見え方が、全く違ってきます。
キーワード探しのストレスも激減するので、実践してみてくださいね!