
ブログ運営の成功を妨げる一番の壁は、アクセスが増えるまでに必要な時間と記事数が多いことです。
pvが一桁の状態でも、毎日コツコツ作業を続けるのは、想像以上に大変なことです。大したお金も不要で、時間も場所も選ばないブログ運営がこれほど難しい理由は、これに尽きます!
ゴールが見えなければ不安になるのは当然ですよね…。私も新しいブログを立ち上げる時には、今でも不安になります。
そいういわけで、多くの方から“ブログの上位表示に必要な時間と記事数”に関する質問を受けます。しかし、残念ながら、ブログが上位表示されるまでに必要な時間と記事数には、目安は無いんです。
いきなり、ガッカリするようなことを書いてしまってすみません…。
でも、モチベーション維持のためには、何か目安が欲しいですよね?実はその目安はちゃんとあるんですよ!
そのポイントになるのが、ユーザー動向データと呼ばれるものです。
しかし、問題はどうやってその目安を達成させるかなんです。
というわけで、今回はブログの上位表示に必要な、ユーザー動向データの目安のことを説明します。
一般的に言われる上位表示に必要な時間と記事数の目安
まず、ブログを上位表示させるために必要と言われる、時間と記事数のことから考えてみましょう。
一般的にブログにある程度のアクセスが集まるようになるには、運営歴が100日、記事数が100記事必要と言われています。
実際に私が初めて運営したブログも、毎日記事を更新していたので、運営歴100日で100記事を超えました。そして、その100日目に初めて1日のアクセスが、1,000pvを超えました。
このことからも100日で100記事というのは、ある程度は信憑性のある数字です。
でも、なぜこの数字が目安になってるんでしょうか?
ドメインパワーを決める要素
Googleが記事の評価を決める要素には、その記事が掲載されているサイト自体の評価があります。
これをドメインパワーなんて呼びます。
Googleはドメインパワーの存在を公式には認めていませんが、あらゆる客観的なデータからも、評価基準にドメインパワーが存在することは明らかです。
そして、このドメインパワーを決める要素には、次のような項目があると言われています。
- サイトの運営歴
- コンテンツボリューム
- サイトの更新性
- サイトの専門性
- 運営者の質
- リンクの質
『運営歴100日&100記事』というのは、1~3の要素に直接関係してきますよね。だから、コツコツ記事を増やすことに、一定の効果があるのは確かです。
しかし、実際にはアクセスが増えるまでの時間や記事数には、大きな開きがあるんです。
実際には時間や記事数の目安は当たらない
私が今まで色んな人を見てきた中では、100日&100記事なんて当てはまらないことがほとんどです。
むしろ、100記事で1,000pv超える人はかなり凄いと言えます。
200記事書いても200pv/日行かない人は、たくさんいます。今までのワーストでは1,000記事近く書いて、1日のpvが2桁程度だった人もいました。
とにかくブログで扱うテーマや、ライバルの強さによって、非常に幅があります。更に昔と違って、今はドメインパワーが強くなるスピードも鈍くなってるように感じます。(このブログも100記事の時点で1,000pvなんて行ってません)
運営歴や記事数で判断してしまうと、逆にモチベーションに悪い影響があります。そのため、私は運営歴や記事数ではなく、ユーザー動向データというものに注意するようにお伝えしています。
いったいユーザー動向データって何なのでしょうか?
本当に必要なのはユーザー動向データ
ユーザー動向データとは、ユーザーが記事を読んだ時の読み方や、操作内容のことです。
Googleアナリティクスなどでも、代表的なユーザー動向データである平均滞在時間や直帰率が確認できます。
例えば、ユーザーが十分に時間をかけて最後まで読んでいれば、しっかり読んでもらえている良い記事と評価されます。
読んだ後に、更に別の記事も読んだとしたら、記事に満足したから他の記事も読んでいると評価されます。
逆に短時間で、読むのをやめてブラウザを閉じてしまえば、ユーザーを満足させてない記事と評価されてしまいます。
このようにユーザー動向データには良いものと悪いものがあります。当然、良いユーザー動向データの方が、評価に繋がります。
実は記事を上位表示させるためには、このユーザー動向データの方が、運営歴や記事数なんかよりも遥かに重要です。
ブログの記事の順位は、最終的には十分なユーザー動向データが集まった時点で決まると言われています。
目安として記事のアクセスがが累計で1,000pvになると、評価が固まるとされています。
つまり、別の言い方をすれば、良い記事であれば、早く累計pvを増やせば、記事の順位は上がりやすくなります
もちろん、悪い記事であれば、悪いユーザー動向データになるため、いつまで経っても順位は上がらないことになります。
でも、そもそもアクセスを稼ぎたいから、上位表示させたいのに『鶏が先か卵が先か』みたいな話になっちゃってますよね…。
しかし、検索エンジンで上位表示されてなくでも、アクセスを稼ぐ方法はあるんですよ。このブログの記事を投稿したばかりの時にユーザー動向データを稼ぐことを、初期露出なんて呼ぶことがあります。
次はこの初期露出の方法を紹介します。
初期露出の手段
初期露出には、いくつかの方法があります。
検索エンジンに頼らずにアクセスを稼ぐためには、どれも効果的な方法なので、順番に見てみましょう。
- SNSでのシェア
- ブログの回遊性を上げる
- 有料広告を使う
FacebookやTwitterなどで、自分の記事をシェアすることで、友人やフォロワーに閲覧してもらいます。
最も手軽でお金のかからない方法です。
ただし、フォロワー数が多いアカウントでなければ、さほどの効果は期待できません。また、友人やフォロワーは、シェアした記事をお付き合い程度で、適当に読んでしまう可能性もあります。
このような読み方をされると、かえって悪いユーザー動向データになってしまいます。
地味ながらも有効なのが、ブログの内部リンクを調整して、読者が様々な記事を読みやすくすることです。
読者が別の記事を読んでくれるのは、最初に読んだ記事に満足してくれているからです。
満足している読者はじっくりと記事を読んでくれる可能性が高いため、良いユーザー動向データになりやすいのです。
実は最も効果が高いのは、FacebookやTwitter、Google広告などの有料広告を使って、自分の記事をシェアすることです。
これらの広告は、どのような属性の人に広告を表示させるかを細かく指定することができます。
広告が表示されるのは、自分の記事に興味がある多くの人たちばかりなので、非常に良いユーザー動向データを大量に集めることができます。
お金が必要になるので、個人ブログではなかなか難しい方法ですが、そんな方法もあることを覚えておいてください。
いずれの方法も、大前提として、記事の質が良くないとダメです。質が低い記事では無意味なので、まず渾身の記事を書くことから始めてみてください。
詳しくはこの記事が参考になるはずです。是非、読んでおいてくださいね。
ブログ記事は手紙やメールを書くのとは、少し違います。 インターネットユーザーに分かりやすい文章にするためには、ちょっとしたWebライティングの技術が必要なんです。 そこで、この記事ではブログ記事の書き方のコツを解説します!
まとめ
というわけで、今回はブログ記事が上位表示されるまでの時間と記事数を考えてみました。
よく言われる『運営歴100日&100記事』というのは、かなりアバウトな基準です。
記事が評価されるために必要な累計1,000pvというのは、投稿したばかりの記事にとっては、かなり時間のかかる数字です。
そのため、記事数が100記事になる頃と、初期に投稿した記事の累計アクセスが1,000pvになる時期が、同じくらいというのが真相なのかもしれませんね。
いずれにしても、記事を上位表示させたければ、まずは初期露出が大切です。
SNSを使った記事の拡散や、ブログ内の回遊性を上げることなどで、少しでもpvを増やすことを意識してみてくださいね!