
先日、ブログ講師のお仕事で、ある人のサポートをしていたところ、その方がこんなことを言いました。
「才能がある人は良いんですけど、何の才能も無い凡人には…」
私は「また始まった!」と思い、ついその発言を遮って、強くこう断言してしまいました。
「世の中に才能が無い人なんていないです。自分を凡人だって言う人は、自分の才能を知らないだけですよ!」
その時はそれくらいの言い方しかしませんでしたが、私は”自分に才能が無い”と言う人は、見つける努力と磨く努力を怠っているか、失敗して傷付くことから逃げているだけだと考えています。
人間は誰でも、天賦の才と個性を与えられています。だから、誰でも天才になることができるんですよ!そのためには、凡人と天才の違いを知ることから始まります。
というわけで、今回は天才と凡人の違いと、天才になるための方法をお伝えします。
天才とはどういう人?
天才と言うとどんな人をイメージするでしょうか?きっと才能に溢れた人をイメージするのではないでしょうか?
スポーツ選手ならイチロー、芸能人なら北野武さん、経営者であればスティーブジョブズとかでしょうか?
彼らの実績を見ると、その才能にただただ圧倒されるだけかもしれませんね。でも、多くの人はそれを見て、自分にはそのような才能は無いと思いこみます。でも、そのような天才的な人の才能は、最初から備わっていたんでしょうか?どのようにして、その才能が見に着いたんでしょうか?
そこをちゃんと理解することが大切なんです。
天才はみんな凡人だった
例えば、イチローは高校時代、野球部の練習が終わった後も、バッティングセンターに行って、練習をしていたそうです。
当たり前ですが、天才と言われる人は、みんな努力しています。
しかし、これって見方を変えると、その人も努力してなければ、才能は開花しなかったということです。
何の努力もしなければ、イチローだって平凡なままで、プロ野球選手にすらなれなかったのではないでしょうか?
絶対に言えることは、どんな天才でも、最初は凡人だったということです。みんな自分の才能の種を見つけて、育て上げて開花させたってことです。
まず一つ目の違いは、天才はみんな自分の才能を見つけて、必ず花開くと信じて、努力し続けたということです。
つまり、この3つが大切です。
- 才能の種を見つける
- 花開くと信じる
- 花開くまで努力する
そして、凡人のままで終わる人には、見つけることが欠けている場合がほとんどです。
さらにもっと言うなら、既にある程度磨かれた才能は、誰にでも存在します。でも、それを才能と信じていません。”才能だと気付いていない”と、言い換えられるかもしれません。
でも、ここまでなら、きっと言われなくても、理解できると思います。
実は天才と凡人を分ける要素には、もう一つの重要なものがあるんです。
天才はみんなユニーク
天才にはみんなユニークな要素があります。この記事にも書きましたが、実は天才はみんなある意味、変人です。
昔から、天才には変人が多いと言います。 それは、なぜなんでしょうか? 実は天才も変人も本質的には違いなんてありません。 大切なのは、自分や周りの人のとらえかたんです。 というわけで、今回は天才と変人の違いと、天才になる方法を考えてみます。
例えばイチローは、生涯の安打数の世界記録を持っています。
そのイチローがあるインタビューで「もしあなたがホームランを打つことを狙ったら、何本打てますか?」という質問を受けたときがありました。その時のイチローはリップサービス的に「打率が2割2分で良いなら、40本と言っておきましょう」と答えました。
年間40本を打てたら、確かに一流のホームランバッターですね。でも、それくらいのホームランを打つバッターは、メジャーリーグにはたくさんいます。
彼はホームランではなく、ヒットを打つことや守備の技術を磨くことで、超一流の選手になりました。そのような選手は、メジャーリーグにはあまりいません。
また、イチローのバットは、極端に”芯”の部分が小さくなるように作られていたそうです。理由は、”芯”を外した打球は、ファウルになりやすいからだそうです。
凡打になって、打ち取られるくらいなら、ファイルになった方が良いという考え方です。彼は自分の思った通りの打球を打つ技術を磨きました。こんなバッターは、イチローだけです。
もちろん、バットの芯でとらえるバッティング技術力が無ければ、こんな事真似できません。しかし、ポイントは彼は当時のメジャーリーグでは、とてもユニークなバッターだったということです。
これが天才と凡人の違いの2つ目です。
天才は自分の才能を、ユニークな方向に活かしているということです。
つまり、この2つをまとめると、天才と呼ばれる人の正体が分かってきます。
天才の正体とは?
イチローみたいな偉人を例に出すと、やっぱり真似できそうにないと感じるかもしれません。
でも、芸能人で見ていくと、実は分かりやすい人はたくさんいます。
分かりやすい例で、ボビーオロゴンさんや、みやぞんさんを見ていきましょう。二人とも芸能界で人気のあり、たくさんの才能を持っている人です。
でも、彼らの才能を分析してみると、程よく卓越した才能と程よくユニークな特徴を持っていることが分かります。
程よく卓越した能力
例えば、ボビーオロゴンさんの場合は、日本語のスキル、ユーモアのセンス、格闘技という3つの能力があります。
でも、もっと上手に日本語を話せる外国人はたくさんいます。ユーモアのセンスもお笑い芸人には、比べられるものではないはずです。
また、いかに強いと言っても、格闘技の世界では、もっと強い人はたくさんいます。
みやぞんさんの場合は、お笑いの才能(天然ボケ!?)、音楽の才能、卓越した身体能力があります。これらの才能は、どれも凡人とは比べられない、素晴らしいものですが、やっぱりそれを上回る人はたくさんいますよね?
天才的に見える人でも、個々の能力を見てみると、程々であることが分かるはずです。
程よくユニークな特徴
ボビーオロゴンさんも、みやぞんさんも、ほど良くユニークです。
ボビーオロゴンさんは、ナイジェリア出身です。当たり前ですが、日本人の誰にも真似できないユニークな属性です。
みやぞんさんの場合は、お笑い芸人ではありながら、ネタ番組やトーク番組ではない分野で活躍しています。
これらもユニークではあるのですが、他にもこのようなユニークさを持っている人はたくさんいます。
しかし、程よい能力と合わさることで、他にはいない天才的なキャラクターを作り上げています。
こうして見ると、天才は自分の中の程よい能力とユニークさを上手に組み合わせただけだということが分かります。
そう考えると、自分も天才になれそうだと思えてきませんか?
というわけで、次は自分を天才にする方法を見ていきましょう!
才能の作り方
天才になるためには、自分の中に才能を作らなければいけませんね。
そのためには、アメリカの有名なコピーライター、ジェームス・W・ヤングの有名な言葉が役立ちます。
「アイデアとは、既存の要素の組み合わせ以外の何物でもない」
実は才能を作ることも、これの応用です。
自分の中に存在する、能力やユニークさを見つけるだけです。
具体的にはこの3つです。
- “凄いですね”と言われるもの
- “珍しい”と思われるもの
- 人には絶対に真似できない限定的なもの
これらがどのようなものを指すのかを、順番に説明しますね。
“凄いですね”と言われるもの
他人に話した時に、“それは凄いですね!”と言われるものをリストアップします。
例えば私ならこのようなものです。
- 大手携帯電話会社での20年間のシステム開発経験
- ブログ運営の実績
大切なことは、“自信が無い”、“大したことない”という気持ちを捨てることです。
客観的に見て凄いと思うことは、全部書き出します。
“珍しい”と思われるもの
人から“珍しい”と思われることをリストアップします。
私ならこのようなことです。
- 地方移住の経験
- 家庭菜園をやってること
趣味や特技など、このあたりはきっとたくさんあるはずです。
とにかくたくさん洗い出しましょう
人には絶対に真似できない限定的なもの
最後にもしあれば、他人には絶対に真似できない、自分独自の要素も洗い出してみてください。
私の場合ならこのようなことです。
- 大きな心臓の手術を2回経験
- クリスチャンであること
こんなもの役に立つだろうかと思えることでも、人には絶対真似できないことであれば、残らず洗い出してみてください。
あとは組み合わせるだけ
こうして洗い出したものは全て、既存の要素です。
あとはそれらを組み合わせて、人から“凄い!”とか“それイイね!”と言われるような組み合わせを考えるだけです。
私の場合ならこうです。
- 大手携帯電話会社を辞めて独立
- 地方移住して持続可能なライフスタイルを実践
- ブログ講師としてキャリア形成のお手伝い
どれも1つだけなら、現代の日本なら、たくさんいそうですよね?
でも、3つを組み合わせると、人から羨まれる”才能”になっていきます。
他の要素も組み合わせたら、もっと天才的に見えるかもしれませんね。
ぜひ、あなたもやってみてください!
まとめ
というわけで、今回は天才と凡人の違いを紹介しました。
私たちは天才の圧倒的な才能と実績にばかり目が行きがちです。しかし、実際には最初から天才だった人はいません。
必要なことは、ただ一つ、既に自分の中にある要素を組み合わせて、才能を作り出すことだけです。
というわけで、その方法をまとめておきます。
- 人から凄いと言われそうな、程よい才能を洗い出す
- 人から珍しいと思われることを洗い出す
- 人には真似できないことを洗い出す
- これら3つを組み合わせる
自分は凡人だなんて言う人は、才能を作るこのちょっとした努力を怠っているだけです。
ぜひ、あなたもこれをやって、天才になってくださいね!