Google検索の仕組み【初心者向け】!上位表示させる基礎知識を解説!

ブログ記事を読んでもらうためには、GoogleやYahooのような検索エンジンで上位表示させることが必要ですよね。

世の中の人はインターネットを利用する時に、まず最初に検索エンジンを利用します。そういうわけなんで、検索エンジンで上位表示させなければ、お話になりません。

しかも、Yahooの検索アルゴリズムは、Googleのものを利用しているため、検索エンジンのシェアは事実上Googleの独占状態です。つまりインターネットの世界では、Googleの仕組みを理解してないと始まらないわけです。

でも、Googleで上位表示させるって言っても簡単じゃないですよね。

あなたが初心者なら、自分が書いた記事が1位どころか1ページ目に表示されることすら無いですよね。

『俺の書いた記事方が断然良いのに、なんで圏外なんじゃ~!』って感じで、腹が立ちますよね?あるいは、焦りや不安を感じるかもしれませんね。

私も最初はそうでしたよ^^;でも、Googleの仕組みを理解した今では、まぁ。そんなもんでしょって感じで、コツコツを記事を書いているだけです。

Googleの仕組みを理解すると、焦りや不安が無くなって、ブログ運営が効率的になります。そして、上位表示できる記事がどんなものかも分かるようになりますよ!

というわけで、今回はGoogle検索の仕組みを初心者向けに分かりやすく解説します。

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Google検索の仕組み

GoogleやYahooのような検索エンジンって、普段は何気なく使っているんじゃないかと思います。

でも、検索結果を見てみると、実はよくある普通の検索機能とはかなり違いがあることが分かるはずです。

ただの検索と検索エンジンの違い

普通の検索機能って、文字列検索なんです。

指定した文字列が”含まれている”、”含まれてない”、”完全に一致する”のような条件で検索します。

でも、検索エンジンの場合は、全然違います。

例えば下の画像はGoogleで「車酔い 対処法」というキーワードで検索した結果です。

上位表示された記事には、“車酔い”と”対処法”の両方のキーワードが含まれているものがありません。

キーワードが使われてない記事なのに、上位表示されちゃってるんです。

実はこれがGoogle検索の特徴なんです。

Googleは理想の検索エンジンを次のように述べています。

「完璧な検索エンジンとは、ユーザーの意図を正確に把握し、ユーザーのニーズにぴったり一致する答えを返すものである。」長期にわたって実施しているテストでは、ユーザーが質問に対する答えをすぐに手に入れたいと考えていることが一貫して示されています。そのため Google では、最も関連性の高い回答を、より速く、ユーザーが探している情報のタイプに最適な形式で提供するためにさまざまな改良を重ねてきました。

さまざまな形式で提供できる便利な検索サービス

ユーザーが求めているのは、検索キーワードが含まれている記事ではなく、自分が欲しい情報が書かれた記事ですよね?

だから、Googleはユーザーが欲しがっている情報が何かを分析して、それにピッタリな記事を検索結果で返そうとします。

そのため、検索に使ったキーワードが、全然含まれていない記事が検索結果に表示されることが、頻繁に起こるんです。

じゃあ、Googleが目指す“ユーザーの意図を正確に把握し、ユーザーのニーズにぴったり一致する答えを返す”検索エンジンって、具体的にはどのようなものなんでしょうか?

Googleが目指す検索エンジンとは?

SEOは何のためにやるかと言えば、自分のブログ記事を上位表示させたいからですよね?

そして、そのためには、上位表示させたい検索エンジンの仕組みを、理解することが一番効果的です。実は今から紹介する7項目を理解すれば、SEOは分かったも同然なんですよ。

理想的な検索エンジン

  1. 目的や悩みを一回の検索で解決する
  2. 目的や悩みを素早く解決する
  3. 潜在的なニーズを満たす
  4. 日々の行動に合わせた答えを返す
  5. 居場所に合わせた情報を返す
  6. 信頼できる情報を返す
  7. 話題性の高い情報を返す

全てのSEOのテクニックは、この7つを理解することから始まります。

SEOの基本中の基本の重要な事ばかりなので、順番にこの7つを説明しますね。

目的や悩みを一回の検索で解決する

ユーザーは悩みや疑問を素早く完全に解決したがります。だからGoogleは、ユーザーに何回も検索させることを嫌います。

そのため、Googleはユーザーの悩みの答えが、全て網羅的に書いてある記事を評価して、上位表示させる傾向があります。

また、様々な検索意図を持つユーザーを満足させるために、検索結果には違った内容の記事を表示させて、多様性を持たせる傾向もあります。

例えば「ダイエット サプリ」なんてキーワードで検索すると、ダイエットサプリを紹介する記事やダイエットサプリの失敗談の記事などを表示させます。

このようにダイエットサプリに対して、肯定的な記事も、否定的な記事も表示させるのです。

“一回の検索でユーザーを満足させる”というのは、SEOを考える時に、最も重要なポイントになるので、覚えておいてくださいね。

目的や悩みを素早く解決する

Googleはユーザーに時間や手間を使わせることを嫌います。できれば、ユーザーに記事を読ませる手間すらかけさせないようにと考えています。

そのため、検索結果に表示された記事には、ユーザーの求めている答えが書いてありそうな部分の抜粋を表示させています。

これをスニペットと呼びます。

また、ユーザーの悩みや疑問の中には、単純なものも存在します。

例えば”1ヘクタールの面積が知りたい”といった疑問の場合『10,000㎡』という数字だけが分かれば十分ですよね。

このような簡単な疑問の時には、Googleはユーザーにわざわざ記事を読ませずに、検索結果のトップに下の画像のような情報を表示させることがあります。

これはナレッジグラフと呼ばれています。ナレッジグラフには他にも、検索結果上位の記事の抜粋を表示させるものや、検索結果画面の右側に概要が表示されるものなどがあります。

このようにGoogleは素早く答えが分かることも、重視しています。

潜在的なニーズを満たす

Googleはユーザーを満足させるために、検索意図に合った検索結果を返そうとします。

例えば下の画像は「ダイエット やめたい」というキーワードの検索結果です。「ダイエット やめたい」なんてキーワードで検索する人は、ダイエットが辛くてやめたがっていそうですよね?しかし、実際に検索結果に出てくる記事は、ダイエットを続ける方法を解説した記事ばかりです。

「ダイエット やめたい」で検索している人は、本当にダイエットをやめたいわけではなく、弱音や愚痴を言ってるだけですよね?

Googleはこのキーワードの背景にあるユーザーの”辛い”、”やめたい”、”効果が出るか不安”といったネガティブな感情を理解しつつ、本質的にはダイエットを成功させたいという、ユーザーの意図を理解しています。

そのため、やめ方を解説する記事ではなく、ネガティブな感情に負けずにダイエットを続ける方法を解説した記事を上位表示させているのです。

日々の行動に合わせた答えを返す

同じキーワードで検索していても、人によって求めている答えには、微妙な違いがあるのは当然ですよね?

Googleはその人の年齢や性別、日々の検索行動の傾向を分析して、その人の好みに合わせた検索結果を返します。

例えば、あるキーワードで検索した時に、1位ではなく、2位以下の記事を読んだ場合、次回以降に同じキーワードで検索した時に、1位と2位が入れ替わって表示されたりすることもあります。

このように常にその人の好みを分析して、最適な検索結果を表示させようとします。

居場所に合わせた情報を返す

Googleはユーザーの現在位置も把握しています。

スマートフォンならGPSなどで正確な位置情報が分かりますし、パソコンでもアクセス元のネットワーク機器の場所から、おおよその位置情報が分かります。

そのため、Googleはユーザーの現在位置に合わせた検索結果を返します。

例えば下の画像は、仙台在住の私が「ラーメン」の1語で検索した結果です。

うちの近所のラーメン店の情報ばかりが表示されています^^

一方でこちらはGoogleに位置情報を提供せずに「ラーメン」で検索した結果です。

なぜか東京の新宿近辺のラーメン店の情報ばかりが表示されます。恐らく私が過去に、新宿にあるラーメン屋の情報を検索したことがあるので、このような結果になってるのかもしれません。

Googleに自分の居場所がバレているというのも、怖い話ですが、このようにユーザーが検索している場所も考慮して、検索結果を決めているのです。

信頼できる情報を返す

Googleはサイト運営者の権威性専門性信頼性も判断しています。

例えば医療や健康に関する情報は、同じ内容でも、病院や研究機関、厚生労働省などのサイトの方を優先して返します。

Googleはコンテンツの質だけでなく、情報発信者の質も重視しているのです。

話題性の高い情報を返す

情報は質や信頼性以外にも、鮮度が重要になります。

そのため、ニュースで話題になっている情報などを書いた、タイムリーな記事を上位表示させる傾向があります。

例えば下の画像は「アメリカ政府」という、1語のキーワードで検索した結果です。

実はこの記事を書いている2019年2月は、少し前までトランプ大統領とアメリカ議会との対立のせいで、予算案が可決されていませんでした。そのため、アメリカ政府の様々な機関が閉鎖して、行政がストップしていた時期だったんです。

「アメリカ政府」なんてキーワードで検索しているのに、アメリカ政府の説明をする記事よりも、アメリカ政府の機関が閉鎖しているニュースの記事ばかり表示されています。

Googleにとっては、何度も検索してもらった方が、短期的には広告収入が増えるはずです。

でも、そんなことをするよりも、たとえ検索回数が減っても、ユーザーの満足度を上げた方が、何度もリピートしてもらえると考えているんですね。その方が、長期的に見て、収益が上がるわけです。

このように、Googleはユーザーにとって、便利な検索エンジンを作ることをひたすら追求しています。だから、Googleが上位表示させたい記事、つまりユーザーの悩みが一発で解決する記事を書けば、上位表示できるというわけです。まぁ、この”一発”というのが奥が深くて難しいんですけどね(汗)

というわけで、Googleが目指している検索エンジンが分かったところで、次は実際にGoogle検索がやっていることを具体的に解説します。

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Googleがやってること

『Googleが目指している検索エンジンはこれだ!』なんて説明しましたが、それを実現するのって本当に大変です。

実際にGoogleは、もの凄く大掛かりなことをやっているんです。

大きく分けると、この4つのステップで、ユーザーに検索結果を提供しています。

Googleがやること

  1. サイト情報の収集
  2. キーワードの検索意図の分析
  3. ユーザーの趣味嗜好の分析
  4. ユーザーにピッタリな検索結果を返す

それぞれがどういうことなのか、順番に説明しますね。

サイト情報の収集

Googleが検索結果として返すのは、インターネット上の様々な記事です。

そこで、ユーザーが検索した時に、最適で最新の記事を返すために、常にインターネット上のWebサイトの情報を収集しています。

そして、このWebサイトの情報を収集しているのが、クローラーと呼ばれるGoogleのプログラムです。

このクローラーはインターネット上のあらゆるWebページを巡回して、その内容を解析してデーターベース化しています。

このデータベース化されることを、インデックスと呼びます。

クローラーが回ってこないと、Googleに自分のブログ記事の存在を認識してもらえません。だから、どうにかしてその存在を知ってもらう必要があるんです。

そのための方法は次の2つです。

  1. リンクをたどってもらう
  2. クローラーはWebページの全てのリンクをたどって、内容を解析しています。

    そこで、クローラーが回ってくる可能性があるWebページに、自分の記事のリンクを貼っておけば、いずれその記事がクローリングされます。

    でも、作ったばかりの記事が都合よくリンクされることは、ほとんどありませんよね。のんきに待ってたらいつまで経ってもインデックスされません。

    だから、通常は次の方法を使います。

  3. Googleに自分で通知する
  4. 一番一般的な方法が、Googleに自分の記事の存在を通知することです。

    サーチコンソールというGoogleのツールに自分のブログを登録しておくと、そこからクローリングのリクエストをすることができます。

    これなら自分が作った記事を速やかにインデックスすることができます。

インターネット上の情報を収集するなんて簡単に言いますが、今の時代、インターネット上には毎日膨大な量のコンテンツが追加されています。

これら全ての情報をGoogleは、24時間ずっと収集して、データベース化しています。これってメチャクチャすごいことです…。

クローリングは無関係
よく「クローラーの巡回数や回遊性を上げるとSEO効果がある」なんて言いますが、そんなわけありません。

頻繁にクロールされるから、サイトの評価が上がるのではなく、評価が高いサイトだから、頻繁にクロールされているだけです。

クロールされた回数が1回だろうが、100回だろうが評価に影響は無いので、注意してください。

キーワードの検索意図の分析

ちゃんと説明しているサイトが少ないのですが、Googleは検索キーワード(“検索クエリ”と呼ばれることもあります)毎に、ユーザーが好むコンテンツの傾向を解析して、データベース化しています。

このユーザーの好みを”検索意図”と呼びます。

例えば「ラーメン店 おすすめ」と検索している人は、近所の美味しいラーメン店を探しています。そのような人に対して、美味しいうどん屋を紹介しても、ユーザーは興味ありませんよね?

これはラーメン店が知りたいという読者の検索意図とは、全く違うからです。

このように検索順位を決める時に、重要視されるのは、記事の”質”よりも、ユーザーの検索意図との”近さ”ですもっと分かりやすく言うなら『ユーザーが知りたがってることを記事にしないと、検索対象にすらならない』ということです。

ユーザーの趣味嗜好の分析

Googleはユーザーの検索行動を全て把握して、情報収集しています。

Googleを利用した後に、インターネットを利用すると、知らない間にこんな情報を取られちゃっています。

収集される個人情報
 

  • Webコンテンツの好み
  • インターネットを利用している時間帯
  • インターネットを利用している場所

このような情報から、ユーザーの好みを解析して、検索結果に反映させます。

実は様々な個人情報を集めている、怖い会社でもあるんです^^;

ユーザーにピッタリな検索結果を返す

実際にユーザーが検索した時には、普段から収集している、”サイト情報”、”検索意図”、”ユーザーの趣味嗜好”を元に検索結果に返す記事を決めます。

まず最初に、キーワードの検索意図にマッチした記事をリストアップします。次にその中から評価が、高い記事を順番に表示します。

もちろん、詳細な検索アルゴリズムは極秘にされているので、ここに書いたのは、ザックリとした概要です。

検索順位を決める評価要素は、実際には200以上あるとGoogle自身が言っています。

しかし、どんなに評価基準が多かったとしても、それらは全て『ユーザーの求めている記事とは何か?』が基準なんです。

あまり難しく考えずに、人間である自分自身の感覚を大切にすると、Googleの仕組みが自然に理解できるようになりますよ!

というわけで、Google検索の仕組みは以上です。

では、これらを踏まえると、Googleで検索上位になるためには、何が大切なんでしょうか?

次は、上位表示させるために大切なことを見ていきましょう。

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上位表示させるために大切な事

よくGoogleで上位表示させるために、一番大切なのは“質の良い記事を書くこと”って言いますよね。

もちろん、質の良い記事を書くなんて、簡単じゃないです。単純なコツなんて無いので、何回も記事を書いて少しずつ上達するしかないですよね。

でも、絶対に外せない基本中の基本のことがあります。

これを知らないと、上位表示の可能性が無い、無意味な記事を量産することになってしまいます。

そんなことにならないように、記事を書く時には、次のポイントを必ず守ってください。

  • Googleが上位表示させたいコンテンツを理解する
  • キーワードの検索意図を理解する
  • 検索意図に合った記事を書く

順番に説明しますね。

Googleが上位表示させたいコンテンツを理解する

アクセスを稼ぐためには、今のところはGoogleで上位表示させるしかありません。

となると、Googleがどのような記事を上位表示させたいのかを、ちゃんと理解する必要があります。これはGoogleがどのような検索エンジンを目指しているのかを理解すれば、自然に分かりますよね?

私たちも、1回の検索で素早く完全に、ユーザーのニーズを満たす記事を書けばOKということです!

キーワードの検索意図を理解する

たとえ渾身の記事を書き上げたとしても、ちゃんと検索意図を把握してから記事を書き始めないと、アクセス皆無なんてことになりかねません。

Googleがキーワードの検索意図を重視するのであれば、私たちもキーワードの検索意図を理解して、ユーザーが喜ぶ記事がどのようなものかを考える必要があります。

キーワードの検索意図が分かるようになると、記事を書く時の効率も格段にアップして、ストレスもかなり減りますよ。

検索意図のことはこの記事に詳しく書いているので、記事を書く前に読んでおくことをおすすめします。

検索意図に合った記事を書く

検索意図を把握したら、あとはユーザーが欲しがっている情報を記事に書くだけです。

記事を書くことには、文才は不要です。ユーザーのニーズに対して、価値の高い情報を分かりやすく書けば良いだけです。

そのような記事の書き方は、ここに詳しく書いてあるので、読んでみてくださいね。

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まとめ

というわけで、今回はGoogle検索の仕組みを解説しました。

軽くまとめておきますね!

Googleの仕組み

  1. サイト情報の収集
  2. インターネット上の全てのWebページの情報を収集する。

  3. キーワードの検索意図の分析
  4. キーワード毎のユーザーの検索意図を収集する。

  5. ユーザーの趣味嗜好の分析
  6. 普段の検索行動から個々のユーザーの趣味嗜好を収集する。

  7. ユーザーにピッタリな検索結果を返す
  8. 1~3のデータを基にして、そのユーザーの検索意図にマッチした検索結果を返す。

ここに書いたことは、ザックリとした概要レベルのお話です。

Google検索は本当はもっと複雑ですが、人間が便利に感じる検索エンジンはどのようなものかを考えると、私たちも自然に上位表示できる記事が書けるはずです。

Google検索はまだまだ発展途上です。でも、”ユーザーを喜ばせる”ことを目指したブログ運営をしていれば、私たちとGoogleのゴールは一緒のはずです。

あまり難しく考えず、Googleではなく、読者を意識したブログ運営をしてくださいね!

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