
よく「ブログの記事は、日記のようなものではダメですよ!」って言いますよね?
私はブログ講師をやっていますが、メンバーさんにもそうお伝えしてきました。
自己満足で良いのであれば、日記ブログでも良いんです。でも、アクセスを集めたければ、確かに日記ではダメでした。
しかし、時代が変わって今は日記感覚で書いた方が、良くなってきたんです。
いったいなぜなんでしょうか?
それを理解するためには、ブログと日記の違いを理解する必要があります!
というわけで、今回はブログと日記の違いと、日記感覚のブログが良い理由を解説しますよ^^
ブログと日記の違い
世の中の人はブログと聞くと、日記のようなものをイメージするはずです。
人気のあるブログと言えば、一部のブロガーや芸能人のもので、それらの記事がまさに日記のような内容だからです。
でも、ブログと日記はそもそも言葉の定義から違います。
日々の出来事を記録するもの。
毎日の出来事を記録するものもあれば、旅行や特定のイベントの期間に限定したり、日々の業務内容を記録するものもある。
このように日記とは、対象にしたものに毎日起きることを記録するものを指します。
出来事を記録すること自体が目的のものです。
一方のブログの方は、このようなものです。
ブログとは、インターネット上に存在する、日々積み重なっていく記録のこと。
ITの世界では積み重なっていく記録のことをログ(Log)と呼ぶ。
そのため、インターネット(World Wide Web)に存在する記録(Log)なので、両方の言葉をくっ付けてブログ(Blog)と呼ぶようになった。
コンテンツが日々増えていけば、内容を問わずにブログと呼ぶ。
このサイトも毎日記事が増えていくので立派なブログです。
つまり、定期的にコンテンツが増えていけば、日記だってブログになり得ます。
でも、なぜ日記はダメだって言われているのでしょうか?次はその理由を説明します。
日記ではダメだと言われる理由
普通、日記というものは、自分の人生で起きたことの中から、他の人にシェアしたいことを書きます。
Facebookなんかはまさに、簡易版の日記のようなものです。
でも、このような日記に興味を持ってくれるのは、あなたのことをよく知っていて、興味を持ってくれている人だけです。
世の中の人は、無名な一般人の日常なんかには、興味がありません。
世の中の人がインターネットを使うのは、悩みや疑問の答えを知りたいからです。
だから、有名レストランで食事した事や、旅行に行ったことなど、自分の好きなことを記事にしても、誰もそんなことには興味を持ちません。
ブログには世の中の人が知りたがっていることを中心にして、記事を書かなければ誰も読んでくれないのです。
もし、世の中の人があなたの日常生活のことを知りたがっているのであれば、日記を書いてもたくさんの人に読んでもらえます。
でも、日常生活を知りたいと思えるような人は、芸能人のようなごく一部の人だけです。
あなたがそのような人でなければ、日記を書いてもほとんどの人は読んでくれないわけです。
しかし、最近は世の中の人が知りたがってることだけを記事に書いても、通用しなくなってきました。
実は今のブログは、日記感覚で書いた方が良いんです。
いったいなぜなんでしょうか?
日記感覚が良い理由
今までは記事の内容の質が良ければ、十分評価してもらうことができました。
しかし、時代は変わって求められることは変わってきました。
インターネットの特徴の一つに、匿名性があります。今までは名前を始めとした、個人情報を明かさなくても自由に情報発信できることが、インターネットの良い点とされてきました。
だから、記事の質さえよければ、それで評価されたのです。
しかし、最近はインターネットに公開されている情報の信頼性が、疑われるようになってきました。記事に書いてある内容だけでなく、そのサイトの運営者がどのような人物かも、重視されるようになってきたのです。
その人のキャラクターや、実績、情報発信者としての信頼性などが高くないと、ブログの評価も上がりません。
だから、記事の書き手の人物像が現れていることが大切になります。
日記にはその人の日常や考え方、普段の活動などの情報がたくさんあります。
あなたがどんな人間なのかを、積極的に発信することが、信頼を得ることにつながり、最終的にはブログの評価にもつながるのです。
だから日記感覚のブログでもOKなのです。
でも、ここでポイントになるのは、日記感覚が良いのであって、日記ではダメだということです。
一体どういうことなんでしょうか?
次は”日記感覚のブログ”の具体的な書き方を解説します。
日記感覚のブログの書き方
大切なことは”自分”を積極的に記事の中に表現することです。
自分が書きたいことだけを書く、ただの日記ブログがダメなのはこれからも同じです。世の中の人にとって役に立つ記事を書くことは、必要不可欠なことなんです。
これが”日記感覚のブログ”いわば『役に立つ日記』なんです。
役に立つ日記の具体的な書き方はこうします。
- 自分の日常に結び付けたテーマにする
- 最低限のSEOをやる
- 役立つことを必ず書く
これを一言で言うと『今日○○があって、もの凄く楽しかったんです。皆さんにも役に立つと思うので、楽しかった理由や楽しむコツをお伝えします!』みたいなスタンスの記事を書くということです。
具体的にどうすれば良いのかを、解説していきますね。
自分の日常に結び付けたテーマにする
いわゆるトレンドアフィリエイトと呼ばれる手法の場合、世の中でたくさん検索されているキーワードを探し出して、そのキーワードで記事を書きます。
記事の内容さえ良ければ、記事の書き手の信頼性は関係ありませんでした。
しかし、今は記事に説得力が必要です。あなたがそのテーマで記事を書く自然な理由が必要なのです。
例えば、私が英会話上達のために工夫していることを記事にしても、説得力がありませんよね?記事に書いてある内容が、本当に効果があるものでも、英会話の先生でもない私が書いている時点で、世の中の人は記事に説得力を感じてくれません。
だから、記事に書くテーマは次のような条件を満たすものにします。
- 興味があって、書いていて楽しいもの
- 専門家やマニア、体験者のような立場で書けるもの
- 自分の日常で役に立ったこと、興味を持ったこと
例えばこういうテーマです。
『家でチーズフォンデュをやった時に、美味しかった意外な食材をシェアする』
『結婚式のマナーで知らなくて恥を書いた経験があるので、正しいマナーをシェアする』
自分の日常生活に結び付いたテーマであれば、必然的に説得力が生まれます。
普段からアンテナを張っておいて、ブログの記事にできそうなテーマを集めておきましょう。
最低限のSEOをやる
自分の書いたブログ記事を、たくさんの人に読んでもらいたいのであれば、最低限のSEOはやるようにします。
Googleも検索ユーザーに見つけてもらいやすくするために、キーワードを適切に使うことなどの、最低限のSEOを求めています。
一言でSEOと言っても、手軽なものから、手間がかかるものまでピンからキリまであります。でも、実際にはキーワードを適切に使うだけでも、十分な効果があります。
手軽なSEOの具体的なやり方は、この記事に書いてあるので、参考にしてみてください。
SEOって難しいイメージがあるかもしれません。 あまりにこだわり過ぎると、キーワード選びの幅が狭くなって、かえって逆効果になります。 最初は80点のSEOを意識するのがちょうど良いんですよ! そこで、超簡単な初心者向けのSEOの方法を解説します。
役立つことを必ず書く
世の中の人が、インターネットを使う目的は、疑問や悩みの答え探しや、好奇心を満たすことです。この大前提を忘れてはいけません。
だからブログの記事には、世の中の人の役に立つ情報を書くことが絶対に必要です。
例えばあなたが香港旅行に行った体験を記事にするとしたら、良い例と悪い例はこんな感じです。
○『香港旅行に絶対必要な持ち物』
×『私の香港旅行記』
×『私が香港で食べた物』
自分の書きたいことを好きなように書いていては、いつまで経ってもアクセスは増えません。
記事のテーマは、自分の体験の中から、世の中の人の役に立ちそうな情報に絞ります。そして、それを整理して、分かりやすく記事に書いてください。
まとめ
ブログは日記じゃダメって言いますが、実際には役に立つ情報だけ書いても、世の中から信頼されません。
実は『役に立つ日記』を書くことが、一番良いブログになるのです。
そのために大切なポイントをもう一度おさらいしておきますね!
- 自分の日常に結び付けたテーマにする
- 最低限のSEOをやる
- 役立つことを必ず書く
日常の出来事の中から、世の中の人にも役に立つことをテーマにする。
キーワードを適切に使うことなどの最低限のSEOをやる。
自分の体験や知識の中から、世の中の人の役に立つことだけを整理して、分かりやすく書く。
良いブログを作るためには、自分の日常の中から、役に立ちそうなことを、常にメモしておくと良いです。
普段から、アンテナを張っておくと、日常にはたくさんのネタが転がっています。
そのような日常生活の出来事を、役に立つ形に整理して書くことが、ブログ運営の全てなんです!
『役に立つ日記』を書くことを意識して、愛されるブログを作ってくださいね!