
当たり前ですが、ブログ記事を読んでもらいたいと思ったら、検索エンジンで上位表示させないといけないですよね。
でも、問題はどうすれば検索エンジンで上位表示できるのかですよね?
Googleは「上位表示させたければ、良い記事を書いてください」って言います。でも、何が良い記事なのか、その詳しい定義に関しては具体的に示してくれませんよね?
でも、だからといって「Googleは無責任だ!」なんて考えるのは、筋違いです。なぜなら『Google自身が、何が良い記事なのかが分かってないから』です。
何が良い記事かなんて、十人いれば十通りの基準があります。その基準が分かれば、Google検索は、もっと便利になってるに決まってます。
結局、良いブログ記事とは、人間が読んだ時に、”良い”と感じるかどうかなんです。
というわけで、今回はブログ講師の私が、いつもお伝えしている良いブログ記事の定義と書き方のポイントを6つ紹介します。
検索エンジンが評価するポイント
良い記事を定義が知りたい理由は、検索順位を上げたいからですよね?
そのためには、Googleがどのようなことを評価ポイントにしているのかを理解する必要があります。
- ユーザーがアクションを起こしている
- 良質な被リンクが多い
実はコンテンツの質に関わる評価ポイントは、この2つだけです。
キーワードは適切に使えていて当たり前のものなので、ちゃんと使えていて、ようやくスタート地点に立ったようなものです。
だから、ブログ記事の評価を上げて、検索順位をアップしたいなら、この2つを意識したコンテンツ作りが大切になります。
それぞれを簡単に説明しますね。
ユーザーがアクションを起こしている
ある記事をユーザーが読んで満足した時には、必ず何かのアクションを起こします。
具体的には次のようなものです。
- じっくりと読まれる
- ブックマークに追加する
- 他の記事が読まれる
- 同じユーザーが再訪している
- SNSでシェアされる
- コンバージョンする
- 記事内の動画が再生される
もし読者が記事に満足してなければ、少し読んだだけで、何もせず離脱してしまうはずです。
だから、読者がこのようなアクションを起こしている記事は、良い記事と判断されるわけです。
このような読者のアクションのことをユーザー動向データと呼びます。ユーザー動向データが重要な理由は、この記事に詳しく書いているので、良かったら読んでみてください。
SEOで最も重要なのは、ユーザー動向データです。 そして、良いユーザー動向データとは、ユーザーが何かのアクションを起こしているものです。 では、どうすればアクションを起こさせることできるのでしょうか? そこで、ユーザーにアクションを起こさせることの重要性を解説します。
良質な被リンクが多い
良い記事は誰かにシェアしたくなるものです。
そのため、良い記事には自然にたくさんのリンクが集まると、Googleは考えています。実際にGoogleは被リンクの数を、インターネット上のコンテンツの人気投票と考えていると明言しています。
⇒ リンク プログラム
しかし、ただ被リンクが集まれば良いというものではなく、リンクの質も重要と言われています。
リンク元とリンク先の記事の内容に、関連性があることや、リンク元のサイトの評価が高いと、リンクの質も高いと判断されます。逆にお金で買った被リンクなどは、無意味なだけではなく、ペナルティを受けることもあります。
リンクを貼るのは人間なので、自分でできることには限界がありますが、今も昔も被リンクはとても重要なので、意識しておくと良いです。
被リンクの重要性のことは、この記事で分かりやすく解説しています。これを読むと、被リンクが本当に重要なことが理解できますよ!
"出口"や"いいえ"なんてキーワードで検索すると、なぜかYahooが上位表示されます。 いったいなぜなんでしょうか? この理由が分かると、SEO効果の高いアンカーテキストの作り方が分かりますよ! といういわけで、今回は出口やいいえでYahooが上位表示される理由を解説します。
というわけで、ブログ記事の評価を上げるポイントは、この2つだけです。以外にシンプルですよね?
でも、アクションと被リンクを増やすためには、様々なことに注意して、質の良いブログ記事を作ることが求められます。
というわけで、次は良いブログ記事の書き方を6つ紹介します。
良いブログ記事の定義と書き方
私はブログ講師をしているので、「良い記事ってどんなもの?」って、よく聞かれます。
そんなときには、いつも次の6つのポイントをお伝えしています。
- テーマが明確
- 内容が信頼できる
- 知りたい答えがすぐ分かる
- 付加価値があること
- 利便性が高い
- 読みやすい
良い記事と一言で言っても、奥が深いものです。だから、どれも『言うは易し行うは難し』です。
ポイントだけ分かっていても、しょうがないので具体的にどのようにすれば良いかを説明しますね。
テーマが明確
まず、記事のテーマを明確にします。でも、テーマを明確にって言われても、難しいですよね?
そこで、“記事には読者が知りたがっていることだけを過不足なく書く”と理解すると良いです。
例えば、夏の紫外線対策と熱中症対策を両方書くのはNGです。ほとんどの人にとって、紫外線対策と熱中症対策を同時に知りたいシチュエーションなんて無いからです。
では、紫外線対策の記事を書く時に、男性向けの方法と女性向けの方法の両方を書くのは、どうでしょうか?
同じ紫外線対策なんだから、どんな人にも役に立つことを書いてあげた方が良さそうですが、やっぱりこれもNGです。
男性は男性向けの、女性は女性向けの方法を知ることができれば満足なため、異性のための情報はどうでも良い場合がほとんどです。
このように基本的に1記事に複数のテーマのことを書くのはNGです。
でも、上手な日焼けの方法を解説する記事に、紫外線対策の情報をセットで書くのは、読者にとって役に立ちますよね?この場合は、複数のテーマが書かれているように思えますが、日焼けの方法という1つのテーマで書かれた記事になります。
つまり『テーマが明確』というのは、記事に書いてあること全てに必然性があるということです。
記事のテーマは、非常に重要です。この記事で詳しく解説しているので、読んでおいてくださいね。
ブログ記事のテーマがなかなか決まらなくて悩んだ経験は誰にでもあると思います。 実は記事のテーマの決め方には、あるコツがあります。 それをマスターしてしまえば、記事作成の効率も上がり、SEOにも強くなるんですよ! この記事では、SEOに強いブログ記事のテーマの決め方をお伝えします。
内容が信頼できる
記事を書く時には、自信があって責任が持てることを書くと思います。
しかし、自分自身がどんなに自信が持てる内容でも、読者はその情報が信頼できるかどうかなんて分かりません。
そのため、記事に書いたことに信頼性を感じられるようにすることまでが、ブログ運営者に求められます。
具体的にはこの3つを意識して記事を書きましょう。
エビデンスを示す
記事に書くことに説得力を持たせるために、客観的なデータや第3者の意見などを示します。
自分の記事の信頼性を上げるための基本です。
引用元を示す
エビデンスの引用元などを明確に示します。
客観的な情報を書いても、それが本当に存在しなければ、信頼性が減ってしまうからです。
引用元のサイトにリンクを貼ったり、文献の名前を明記したりして、引用情報が本当に存在することを可能な限り示してください。
運営者(自分)の実績やバックグラウンドを示す
記事を書いている人自身の信頼性も重要です。
プロフィールに書いている自己紹介にも、自分の経歴や実績などを書いておきましょう。
記事内容に信頼性を感じられるような事は何かを考えて、プロフィールを書いてみてください。
知りたい答えがすぐ分かる
世の中の人がインターネットで調べ物をする理由は、手軽に素早く知りたいことが分かるからです。
つまり、インターネットユーザーが記事に期待することは、手軽で素早く知りたいことが分かることです。
ブログの記事を書く時には、インターネットユーザーがとてもせっかちであることを意識した書き方が求められます。
そのために重要になるのが、記事構成を“頭括型”にすることです。
プレゼン資料や報告書は結論を最後に書く、尾括型の書き方をしますが、ブログではこの書き方は絶対にNGです!
読者が最も知りたがっている情報を最初に書く頭括型の書き方を守ってください。
記事構成は滞在時間に影響する大事な要素です。この記事で詳しく解説しているので、読んでおくことをおすすめします。
ブログ記事を書く時に大切なのは、まず記事構成を固めることです。 しっかりした記事構成を作ることができれば、記事作成の効率はグッとアップします! そこで、ブログ記事の構成の作り方を解説します。
付加価値があること
ブログ記事で最も重要なのは、記事に書いてある情報の価値です。
どこにでもあるような内容では、当然、価値があるとはいえませんよね。
そのため、ブログ記事には何らかの付加価値が求められます。具体的にはこのようなものです。
オリジナリティ
世の中の誰も知らない、独自の情報は最も価値が高いです。
まずはオリジナリティの高い情報を書くことを重視してください。
ただし、実際にはオリジナリティの高い情報なんて、そんなにたくさん持ってないですよね?それにオリジナリティが高い情報が、役に立つ価値の高いものであるとは限りません。
そのため、オリジナリティにこだわり過ぎず、他の付加価値を持たせることも重要です。
分かりやすい解説
インターネットユーザーはせっかちなので、難しくて理解するのに時間がかかる記事を嫌います。
だから、難しいことを簡単で分かりやすく書いてあげるだけでも、大きな価値になります。
読者が理解するための、手間と暇を節約してあげることは、ブログ記事では大きな付加価値になります。
ビジュアルで分かる
実は人間の脳は、文章を読むことが苦手です。そのため、文字だらけの記事は、それだけでストレスを感じます。
画像や図などを使って、イメージやビジュアルで理解できることも、付加価値になります。
情報量が豊富
せっかちなインターネットユーザーは、1回の検索、1回の閲覧で必要な情報が全て手に入ることを望んでいます。そのため、必要な情報が網羅的に書いてあるだけでも、付加価値になります。
ただし、何でもかんでも、書けば良いわけじゃありません。
読者が一番ストレスを感じるのは、自分にとって不要な情報を読まされている時だからです。
だから、必要な情報だけを網羅的に書くようにしてください。
他にも記事に書くべきことは、色々とあります。記事に書くべきことは、こちらに詳しく書いているので読んでおくと良いですよ!
ブログの記事に書くことは、誰でも悩むと思います。 ライバルを気にしすぎたり、成果を出している人を真似しようとして、よく分からない記事になってしまったなんて経験があるかもしれません。 そこで、この記事ではブログ記事に書くことを決める3つのポイントをお伝えします。
利便性が高い
記事の評価を決める要素は、内容の良し悪しだけではありません。
サイトの操作性や必要な情報が見つけやすいことなど、読者にとっての利便性の高さも重要です。
利便性を上げるために効果的なことには、次のようなものがあります。
目次がある
記事の冒頭に目次があると、読者は記事がひと目で分かります。
自分が読みたい場所もすぐに見つけられるため、利便性向上のために効果的です。
WordPressテーマの中には標準で備わっているものもありますし、プラグインでも手軽に追加できます。
必要に応じて、目次を追加してみてください。
補足情報を見つけやすい
分かりやすい記事にするためには、詳しく書き過ぎない方が良い場合もあります。
また、少し補足説明が必要な場合もあります。
そのような時に、別の記事のリンクを貼ったり、補足説明を書いた囲みを追加すると、読者に自分で調べさせる手間を書けさせなくて済みます。
地図や動画などの付加機能がある
場所を伝えたり、何かの手順などを解説する時に、文章や画像だけだと限界があります。
言葉だけで説明が難しい場合は、Google MapやYoutube動画、SNS投稿などを埋め込んでおきます。
こうすることで、読者はわざわざ自分で、地図や動画を検索して調べる手間が省けるため、利便性が高くなります。
読みやすい
記事の評価を上げるために、非常に重要な要素に、記事の読みやすさがあります。
難解な文章や、流れが悪い文章、論理破綻はもちろんのこと、見た目の悪さも読みにくい記事の原因になります。
読みやすい記事にするために、次の2つを意識してください。
自然な流れ
記事は最初から最後まで、自然なストーリーの流れで書くようにしましょう。
良い記事を書く目的を整理せずに、いきなり書き方を説明しだしても、説得力に欠けるため、最初に”良い記事を書く目的は、検索順位を上げるため”としています。
そして、『良い記事≒上位表示される記事』という位置付けにしてから、上位表示されるための評価基準と、評価される記事の書き方を解説する流れにしているわけです。
自然な流れというのは、別の言い方をすれば、論理の筋道が通っていることです。
このような記事はいつの間にか最後まで読んでしまっているので、自然と平均滞在時間が長くなります。
圧迫感が少ない
既にお伝えした通り、人間は文字を読むのが苦手です。
そのため、画面内が文字だらけというだけでも、ストレスを感じてしまいます。
このような文字の圧迫感を無くすためには、次のような工夫が有効です。
- 50文字以内を1文の目安にする
- 行間を空ける
- 箇条書きや囲みを使って見た目に変化を付ける
- イメージ画像を挿入する
実は私も説明する時にクドくなりやすいので、文字の圧迫感にはいつも悩んでいます^^;
自分で読み返した時に、”文字だらけだな…”と感じる箇所があったら、必ず何かの変化を付けるようにしましょう。
まとめ
というわけで、今回は良い記事とは何かを解説しました。
大切な6つのポイントを簡単にまとめておきますね!
- テーマが明確
- 内容が信頼できる
- 知りたい答えがすぐ分かる
- 付加価値があること
- 利便性が高い
- 読みやすい
読者にとって、必要な情報が過不足なく書いてあること
客観的で信頼できる情報が書いてあること
読者が知りたい答えを記事の中からすぐに見つけられること
分かりやすさや独自性などの他には無い価値があること
欲しい情報を手に入れやすい作りや機能が存在すること
最後まで読みやすく、読んでいて疲れないこと
実はこれらのことは、偉そうなことを書いている私自身が、いつも悩んでいることです。
自分で書いた通りのことが実践できていれば、今頃は天下取ってますよ(笑)
分かっていても、1日や2日でできるようなことではないですよね。
大切なのは、良い記事とは何かを理解して、そこを目指して少しずつ上達していくことです。
この記事を参考にして、良い記事を積み重ねていってください!