
突然ですが、私は金持ちが大嫌いです。
理由は傲慢だし、お金を持ってない人を見下しているように感じるからです。
そんなこと言いながら、自分は金持ちになりたいです(^^)/
やっぱり、将来の不安を無くしたいですし、自分の夢の実現のためには、お金が必要だからです。
だから、少しは世の中の金持ちたちから、お金の稼ぎ方を学びたいと思うんです。でも、やっぱり、嫌悪感が先に出ちゃって、どうしても無理なんですよね。
あなたももしかしたら、私みたいに金持ちが嫌いかもしれませんね。
そこで、私自身がなぜ金持ちを、嫌いなのか考えてみたんです。するとあることが分かりました。
実は私が嫌っていたのは、本当の金持ちじゃなかったんです。
本当の金持ちは尊敬できるし、心の底から自分もそうなりたいと思える人です。
もし、あなたが金持ちを嫌いだとしても、それは当然のことなので大丈夫ですよ!
というわけで、今回は私たちが金持ちを嫌いな理由と、本当の金持ちについて考えてみます。
私が嫌いな金持ちはこんな人!
自分が本当の金持ちになるためには、金持ちが嫌いな理由を理解しておくことがとっても大事だと思います。
もし、金持ちが嫌いだったら、無意識のうちに心がストップをかけてしまうはずです。
そこで、私自身が嫌いな金持ちの特徴を考えてみたところ、次の3つが思いつきました。
- お金稼ぎを正当化しようとする人
- お金の使い方が浅い人
- 収入額や資産額が価値基準の人
もし、あなたも金持ちが嫌いなら、もしかすると同じ理由かもしれません。
というわけで、順番に説明します。
お金稼ぎを正当化しようとする人
まず、私が違和感を覚える金持ちたちは、必ずお金稼ぎを正当化します。
例えばこんな理由で正当化します。
- 良い価値を提供したことの当然の対価
- 経済活動は社会貢献だから正義である
- お金稼ぎを否定する人は商品やサービスに自信が無い
もちろん、全部正しい意見なんです。言ってることには、全面的に賛成できます。
でも、そういう人がやっているお金の稼ぎ方を調べてみると、誇大広告を乱発したり、ウソの体験談を書いて、商品を販売したりしています。もちろん、違法なことはやっていないのでしょう。
でも、真実を曲げて商品を購入した人たちは、得をしたと言えるんでしょうか?
そうやって、なりふり構わずお金を稼ぐことには、目的や理念が感じられないので、いくら正当化されても説得力を感じないですよね?
だから、お金稼ぎを正当化している人を見ると、
「いつも自分の稼ぎ方を批判されているので、正当化するのが上手になったんだな…」
…と感じてしまうんです。
お金の使い方が浅い人
私が嫌いな金持ち達は、お金の使い方が浅い人が多いです。
高級車に乗り、ブランド品や宝飾品に身を包んで、常に世界中を旅行しています。彼らに言わせればこれも「お金を使えば、経済効果があるから良いことだ!」なんて正当化するのかもしれません。
別のその人が稼いだお金なんだから、自由に使ってもらって結構なんです。
でも、なんかモヤモヤした気持ちが残ってしまいます。
なぜなら「この人の仕事に協力してあげても、稼いだお金は贅沢のために使われちゃうんだな…」と思っちゃうからなんです。
単なる妬みだろって言われればその通りです。全く贅沢しちゃダメなんて、決して言いません。
でも、少しでも良いので、稼ぎの一部を他人や社会のためにもなる、賢い使い方をして欲しいと思うんです。
収入額や資産額が価値基準の人
私が嫌いな金持ちは、みんな自分の収入額や資産額を、自分のステータスを示す基準の一つにしています。
確かに、稼ぎが多い人の方が、ビジネススキルは高いと考えられます。一緒に仕事をするなら、収入額が多い人の方が信頼できます。
しかし、その人の価値や能力を表すのは、収入額だけではないはずです。
だから、収入額や資産額を公表する人に対しては、
「その人にとって、お金以外の財産や価値はなにがあるんだろう?」
と率直に教えて欲しくなってしまいます。
これが私が嫌いな金持ちの特徴です。
でも、私と似たような理由で金持ちが嫌いな人がいたら、それはちょっと良くないかもしれません。
なぜなら、その嫌悪感は、実は自分のお金に対する考え方の鏡かもしれないからです。もしかすると、私たちが嫌いな金持ちの姿は、自分の将来の姿かもしれません。
だから、その気持ちを掘り下げて、自分が嫌いなお金持ちの姿を明らかにすることが大切です。
そこで、次は日本人がお金持ちを嫌う理由を改めて考えてみます。
日本でお金稼ぎが嫌われる理由
日本人はお金稼ぎを嫌う文化があります。
成金という言葉は、嫌われる金持ちを表しますよね。
では、お金稼ぎや成金が嫌われるのは、なぜなんでしょうか?お金持ちの悪いイメージとして、代表的なのは次の3つではないでしょうか?
- 自己中心だから
- 傲慢だから
- 搾取する人だから
お金稼ぎのためには、人を利用したり、手段を選ばない。
稼ぎが少ない人を見下したり、無視する。
お金を稼ぐために従業員や社会から、搾取する。
もの凄い、極悪なイメージばかりですね(^^;
でも、よく考えると、これらはどんな人の中にも眠っている、弱さではないでしょうか?
お金を稼ぎたいと思うと、様々なプレッシャーや誘惑があります。人間は弱いので、自然にしていると、このような誘惑やプレッシャーには勝てませんよね。
私たちが嫌う金持ちというのは、私たちの中に眠っている、このような弱さではないでしょうか?
そして、そう考えると、本当の金持ちとは、どのような人たちなのかが分かってくると思います。
本当の金持ちとは?
私たちが本当の金持ちにあった時には、嫌悪感どころか逆に尊敬や憧れを感じるはずです。
なぜなら、そのような人たちは、私たちの誰もが持つ弱さを克服しているからです。
それは、彼らのこのような姿に現れています。
- 人や社会に貢献している
- 基本的にケチで倹約家
- 夢や理想に一直線
これらの特徴を掘り下げていくと、私たちが目指すべきお金持ちの姿が分かってくるのではないかと思います。
というわけで、順番に説明していきます。
人や社会に貢献している
本当のお金持ち達のお金の使い方は、人や社会に貢献する形になっています。
単に慈善団体に寄付しているとか、発展途上国に病院を建てているとか、そいういった使い方に限っていません。
社会課題の解決に繋がったり、継続可能な仕組みのビジネスに投資したりしています。
これはみんなが豊かになる賢くて、上手なお金の使い方なんです。
でも、これって言うのは簡単ですが、本当に難しいことです。
ただお金を稼ぐためだけの使い方はとても簡単ですが、それをせずに有効な使い方をするためには、かなりの自制心が必要です。
基本的にケチで倹約家
本当のお金持ちは、お金の使い方が上手です。
普段はケチで常に倹約しています。自分のためにお金を使っても、その喜びは一時的で大したものではないと知っています。だから、滅多に旅行なんてしないですし、車も燃費や機能性を重視して選びます。
価値を感じられないものには、お金を無駄遣いしません。
例えば、スターバックスに友人と2人で行く時には、相手がコーヒーを頼んだら、そのレシートを使って、お代わりコーヒー(100円)を頼んだりします。
彼にとっては、友人との時間重要なのであって、贅沢なメニューを頼むことには価値を感じないからです。
でも、友人を特別に持てなしたい時には、思いっきりお金を使います。そうやって、友人のために尽くすことが、何よりも価値があることだからです。
私たちは、自然にしているとお金を使うことの目的や、得られるものの価値を考えていません。
このような賢い使い方を常に意識するのは、訓練が必要なことです。
夢や理想に一直線
本当のお金持ちは、夢や理想があります。
常にその実現のために、行動しています。
その事をいつも語っているので、周りの人も少しうんざりしているくらいです。
でも、そのおかげで、何をするにも、一貫性があってブレがありません。全ての行動やお金の使い道も、夢や理想のためなので、説得力があります。
だから、周りの人の協力も得やすいのです。
これも凡人には難しいことです。
多くの人にとって、夢や理想を持つことは想像以上に難しいことです。夢や理想が無いので、その人がやることは、ただお金稼ぎをしているというだけで一貫してしまいます。
そのような人がいくら良いことを言っても、中身が無いことが、誰にでも分かってしまいます。
本当のお金持ちがどんな人かを考えてみると、自然な自分とはどれほどかけ離れているかが分かります。
私たちが本当のお金持ちになりたいなら、金持ちを嫌うのではなく、自分の中の弱さを嫌わなければいけないと思います。
私が嫌いなのは、金持ちじゃなくて、お金に対する自分の弱さです。皆さんもそこからスタートしてみてはどうでしょうか?
まとめ
今回は、お金持ちが嫌われる理由と、本当のお金持ちとはどんな人かを考えてみました。
もう一度簡単にまとめておきますね。
- 自分が嫌いなお金持ちは、実は自分のお金に対する弱さの反映
- 自分が嫌いなお金持ちは、お金の誘惑やプレッシャーに負けた将来の自分の姿
- お金持ちを憎むのではなく、自分の中の弱さを憎むべき
- 本当のお金持ちは、お金に対する自分の弱さを克服した人たち
偉そうなこと書いてますが、本当に難しいことです。
私自身も、つい目の前の日銭稼ぎのために、必死になって、気が付くと自己中心に陥っています。
お金を稼いでも、自分の弱さに負けないことは、とっても凄いことですよね。
そんな自分になれた時が、本当のお金持ちなんだと思います。
ぜひ、皆さんもそんな真のお金持ちを目指してくださいね!