ブログ記事のテーマの決め方!ネタが無いとかライバルが強いなんて幻想!

ブログ講師をしていて、多く聞く悩みの一つに、ブログ記事のテーマが思いつかないというものがあります。

ブログ運営している人なら、誰でも感じる悩みだと思います。恐らくこれを読んでるあなたも経験があるのではないでしょうか?

皆さん、ネタが無いとかライバルが強いと仰るんですが、それは考えるポイントがズレているだけです。

あるポイントに絞って考えると、面白いようにテーマが決まるんです。

このテーマ選びのコツを掴むと、ブログ運営の効率が上がり、テーマ探しのストレスがグッと減ります。更にこの方法で決めるテーマはSEOにもとても強いです。

もし、あなたがテーマ選びで悩んでいるのであれば、是非知って欲しいです!

というわけで、今回はSEOに強いブログ記事のテーマの決め方を解説します。

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SEOに強いテーマの決め方

記事のテーマ選びが上手になると、実は自然とSEOにもなるんです。

だから、テーマの上手な決め方が分かると、記事を書く時に悩む時間も減り、pvもアップするという一石二鳥の効果が得られるんです。

そして、テーマ選びのポイントはたった一つです。

それは、キーワードの検索意図に合ったテーマにすることです。

大切なポイントは次の3つです。

  • キーワードの検索意図を把握する
  • 検索意図にピッタリ合わせたテーマにする
  • 記事の質は3つのことを意識する

いったいどういうことなんでしょうか?

順番に説明します。

キーワードの検索意図を把握する

冒頭にも書きましたが、テーマがなかなか決まらない人は、“ネタが無い”“ライバルが強い”なんて仰います。

でも、これは言い換えるなら、“ライバルに勝てそうなネタ・テーマが見つからない”というだけです。

しかし、勝てないと思ってしまうのは、キーワードの検索背景の掘り下げが不十分だからなんです。

「なぜ世の中の人は、このキーワードで検索しているのだろう?」を突き詰めていくと、必ずそこには今まで思い付かなかった、世の中の人のニーズや悩みや不安などの感情が見つかります。

そして、現時点で上位表示されている記事には、満たせていないことが必ず見つかります。

検索意図の調べ方はそんなに難しくありません。次の3つのことをするだけです。

  • 実際の検索結果上位の記事を分析
  • 狙いのキーワードを使って、検索エンジンで検索します。

    上位表示された記事に書いてある内容と、それらの記事が上位表示されている理由を分析します。

  • 質問サイトで質問を分析
  • 狙いのキーワードを使って、Yahoo!知恵袋教えて!goo発言小町などのサイトで、質問を検索します。

    見つかった質問を読んで、世の中の人のニーズや気持ちを調べます。

  • 自分の頭でも分析
  • 検索結果や質問サイトでの分析結果を基にして、自分の頭でも考えてみます。

    世の中の人の悩みを解決する方法を、自分でも考えます。

    違った視点のアイデアが生まれることがあるので、とても重要です。

こんのような方法でまずは検索意図を調べます。

世の中の人のニーズを掘り下げて考えてみると、たくさんの発見があります。むしろたくさんあり過ぎて、記事に書くべき内容に困るほどです。

検索意図の調べ方が上手になると、記事のテーマ選びに困らなくなります。

Webライティングでは最も重要なスキルです。検索意図の調べ方はこちらの記事に、もっと詳しく書いているので、読んでおいてくださいね。

検索意図にピッタリ合わせたテーマにする

キーワードの検索意図が分かったら、その検索意図にピッタリ合ったことをテーマにします。

例えば「ジム 初心者 マシン」というキーワードで記事を書くとします。

このキーワードの検索意図を調べてみると、“フィットネスジムにあるマシンを使った初心者向けのトレーニング方法を知りたい”というものです。

そのため、記事にはフィットネスジムのマシンの使い方を初心者向けに分かりやすく書くことが大事です。それ以上でもそれ以下の情報でも、ダメなんです。

ダンベルやバーベルを使ったトレーニング方法を書くのは、不要な情報なのでダメですし、マシンの使い方を説明せずにトレーニング方法だけ説明しても、情報が足りないのでダメです。

多くの人はこれが分かってないので、テーマを決める時に悩んでしまいます。

検索意図とピッタリ合った記事にすることが大切な理由は、Googleが目指す検索エンジンを理解すると、よく分かります。

理想の検索エンジン
 

  • ユーザーが満足する情報を返す
  • ユーザー自身も気付いてないニーズを満たす
  • ユーザーの趣味嗜好に合わせた情報を返す
  • 信頼性の高い情報を返す
  • 欲しい情報を迅速に返す

記事に書いてある情報が多過ぎるのは、読者の趣味嗜好に合わないですし、欲しい情報を見つけるのが難しくなります。逆に情報が不足していると、読者を満足させることはできません。

そのためGoogleは、キーワードの検索意図に、過不足無く最も近い記事を、上位表示させるのです。

記事の質は3つのことを意識する

テーマが決まらずに悩む人は、ライバルに勝てる質の高い記事が、書けそうにないことも気にします。

しかし、そんな悩みを持っている人たちは、そもそも質の高い記事がどういうものか分かっていません。

質の高い記事には、次の3つのどれかがあります。

  1. オリジナリティ
  2. 世の中の人が誰も知らない、自分独自の情報

  3. 分かりやすさ
  4. 難しいことを誰でも分かりやすく解説している

  5. 情報の充実度
  6. 欲しい情報が全て揃っている

多くの人は1のオリジナリティのある記事を書こうとして、悩んでしまいます。でも、世の中の人が知らない、独自の情報なんて、そうあるわけないですよね。

要はライバルたちが持ってない付加価値を、自分の記事に持たせれば良いのです。

付加価値が何かという考え方をすれば、上記の3つ以外にも、読者に提供できる価値が見つかるかもしれません。

テーマを決める際には、まずこの3つを意識して考えてみてください。

さて、記事に書くテーマが決まったとしても、やはりライバルの存在は大きいです。

中にはどうしても勝てない相手もいます。では、ライバル分析はどのようにやれば良いのでしょうか?

次はその方法を説明します。

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ライバル分析の方法

記事添削をしていると、残念ながらどうやっても勝ち目のない相手がいるテーマで、記事を書いてしまう方がいます。

記事を書くのは楽ではありません。ライバルを気にしすぎるのは、良くありませんが、やはり絶対勝てない相手だけは避けるべきです。

では、どのようなライバルを避ければ良いのでしょうか?

その判断ポイントは次の2つです。

  • 勝てない相手の特徴を覚える
  • 立場の違いを意識する

それぞれを詳しく解説しますね。

勝てない相手の特徴を覚える

例えば新幹線の時刻表を書いた記事を作ったとします。

でも、世の中の人は新幹線の発着時刻を知りたいと思ったら、JRの公式サイトを見るに決まってますよね?なぜなら、JRの情報がオリジナルの最新情報なので、それが一番信頼できるからです。

このような当事者が発信する情報じゃないと意味が無いテーマは、勝負になりません。

また、料理のレシピを記事にする人がとても多いのですが、これも有名な料理レシピサイトが非常に強力なので勝ち目がありません。

通常料理のレシピは、冷蔵庫の中の食材や、これから買う予定の食材で作ることができるレシピを、たくさんの候補の中から選びます。

そのため、とにかくたくさんのレシピのコンテンツが存在しないと、読者は満足してくれません。

もちろん、自分のブログで、大量のレシピ記事を書くことができるのであれば良いです。しかし、1記事や2記事では勝負になりません。

絶対に勝てない相手には、乗り越えることが不可能な理由があります。そのような理由が無いかどうかを、判断してみてください。

立場の違いを意識する

どんなに良い記事を書いたとしても、立場の違いでどうしようも無い場合があります。

例えば赤ちゃんの育児方法を解説する記事であれば、ただの40代の男性が書いた記事よりも、“10人の子供を育てた主婦”“100人の子育てママを助けてきた人”が書いた記事の方が、読まれるに決まってますよね?

体重100Kgの人が書くダイエットブログには、説得力が無いですよね?

このように世の中の人がある記事を読んだとすると、その記事を選んだのには必ず理由があります。

上位表示されている記事には、必ずその理由があります。

上位表示されている記事がなぜ選ばれているのかを考え、その理由と同じか、それ以上の理由が自分にあるかどうかを、考えてみてください。

以上がSEOに強いブログ記事のテーマの決め方です。

言われてみれば、当然のことばかりでしたよね?でも、実際にやってみると、慣れも必要です。

そこで、最後に、テーマ選びの際に気を付けた方が良い、ポイントを紹介しますね。

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テーマ選びの注意点

記事のテーマ選びに関しての悩みは、十人十色です。

そこで、私が色んな人たちを助けてきた経験から、テーマ選びの注意点をお伝えします。

テーマは1つに絞った方が良いの?

よく言われるのが、記事に書くテーマは1つに絞った方が良いというものです。

1記事1テーマが良いなんてよく聞きますよね?

でも、これは半分正解で半分間違いです。

例えば「ジム 初心者 メニュー」というキーワードで記事を書く場合、次のようなことを書くことになります。

  • トレーニング前の準備
  • フリーウェイトを使った基本的なトレーニング方法
  • マシンを使った基本的なトレーニング方法
  • トレーニング効果を上げる基本的な知識

でも、これって考えようによっては、4つのテーマを1記事に書いてると、言えなくもないですよね?

じゃあ、この4つを一緒に書くのは間違いかというと、全く逆です!この4つを書かなければ、読者は満足しないですし、Googleからも評価されません。

“1テーマに絞る”という考え方をすると、混乱してしまいます。

大切なのは既に説明した通り、キーワードの検索意図にピッタリ合わせた内容にするということです。

「ジム 初心者 メニュー」というキーワードであれば、初心者向けのジムのトレーニング方法を網羅的に紹介しないと、Googleから評価されません。

一方で「ジム 初心者 マシン」で検索している人は、マシンの使い方だけが知りたいので、トレーニングマシンの基本的な使い方だけを紹介している記事が、最も評価されます。

このように”1テーマに絞る”という考え方ではなく、”キーワードの検索意図に合わせる”と考えるようにしてください。

YMYLのテーマに気を付ける

YMYLとは、医療や健康、お金に関わるジャンルを指す言葉です。

Googleはこのようなジャンルのコンテンツに関しては、他とは違う特別な検索アルゴリズムを適用しています。

Googleは、YMYLのジャンルのコンテンツを、特に信頼性の高いサイトに掲載されるべきものとしています。

そのため、YMYLのジャンルでは、ただ質の高いコンテンツを作るだけでは不十分です。コンテンツの質に加えて、信頼性の高い発信者であるという、セルフブランディングが必要になってきます。

絶対に避けた方が良いテーマというわけではありませんが、難易度が高いテーマであることは覚えておいた方が良いです。

YMYLって何の略?

Your Money Your Lifeの頭文字を取ってYMYLです。

具体的には幸福で豊かな生活を送るために影響の深い事柄(命や健康、金融・投資、安全な生活)に関するコンテンツを指しています。

E-A-Tを意識する

E-A-Tとはブログ運営者の専門性・権威性・信頼性のことです。

現在Googleの検索アルゴリズムの基準に、このE-A-Tが含まれます。

それまで、Googleはコンテンツの質を中心に、評価してきました。しかし、現在はコンテンツの質だけでなく、情報発信者の質も重視するようになっています。

そのため、記事のテーマを選ぶ時には、自分がE-A-Tの高い立場で書けるものを選ぶか、E-A-Tが低くても関係無いテーマ(エンタメ系など)を選ぶことが大切です。

E-A-Tって何の略?

  • Expertise(専門性があること)
  • Authoritativeness(権威があること)
  • TrustWorthiness(信頼できること)

この3つの言葉の頭文字を取ってE-A-Tです。

Googleのコンテンツ評価基準に、このE-A-Tが含まれるようになっています。

以上が、テーマを決める時に、注意しておいた方が良いポイントです。

あまり考え過ぎると、やっぱり記事にできるテーマが見つからなくなってしまいます。

もし、悩んでしまうようなら、そのテーマがイケるかどうかを、お問い合わせフォームから、気軽に質問してくださいね^^

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まとめ

記事のテーマ選びは、誰でも悩むものです。

でも、大切なのは、世の中の人が何を知りたいのかを、正しく理解することです。

そうすれば、記事のテーマ選びには、困らなくなるはずです。

もう一度今回のポイントをおさらいしておきますね。

  • キーワードの検索意図を把握する
  • キーワードの背景にあるユーザーの検索意図を、感情レベルまで把握する。

  • 検索意図にピッタリ合わせたテーマにする
  • 記事のテーマ・内容をそのキーワードの検索意図にピッタリ合わせる。

  • 記事の質は3つのことを意識する
  • 記事にはオリジナリティ・分かりやすさ・情報の充実度の3つの付加価値を付けるようにする。

ブログ記事のテーマ選びのコツは、一言で言えば、世の中の人が知りたがっていることを書くだけです。

多くの人は、”ネタが無い”、”ライバルが強い”って仰います、でも、話を聞いていると、ほとんどの人は、それが分からなくて悩んでいるだけです。

あまり難しく考えずに、世の中の人が知りたがっていることを、テーマにしてまずは記事を書いてみてくださいね!

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