
『もし、ドラえもんがいたら…』日本人なら誰でも、考えたことがあることなんじゃないでしょうか?
もちろん、私も考えたことがあります。ていうか、大人になった今でもよく考えます。
でも、考えるのは”どんなひみつ道具が欲しいかな?”なんて、ことじゃありません。
やはり、私が考えるポイントは「どうやったらビジネスにできるかな?」ってことです(笑)
そこは、悪知恵の働く大人の私なので、もし家にドラえもんがいたら、お金稼ぎにも協力してもらいたいかなと…。
で、どうやってお金儲けしようかと考えたのですが、よくよく考えると、非常に制約が多いことが分かりました!
ていうか、ドラえもんが家にいたら、平和な生活するのは無理だと思いますよ…(*_*;
というわけで、今回はもしもドラえもんが家にいたらどんなビジネスをするかを、真面目に考えてみます。
ドラえもんでビジネスするための前提
ドラえもんのひみつ道具でお金儲けするとしても、あくまでもドラえもんは大切な友達です。
大切な友達である、ドラえもんが嫌がることや、危害が及ぶことはしないこととします。
この前提に基づいて、大真面目に考えると、実は色んな問題があることが分かります。
その中でも、最も留意しなければいけないのが、ドラえもん自体や、ドラえもんのひみつ道具の高度な技術です。
これをいかに守るかが非常に重要になってきます。
テロリストから守る必要がある!
ドラえもんのひみつ道具の一つ一つには、高度な技術が詰まっています。
また、ドラえもん自体も、人間と同じような高度な知能や、豊かな感情を持つロボットです。
こんな物の存在が知れ渡ったら、放っておかれるわけがありません。
海の向こうには、テロ行為や暗殺、拉致を厭わない国が存在します。
ドラえもんの存在が、カリアゲ頭の某将軍様に知れたら、拉致されかねません(*_*;
柔道が趣味で、筋肉自慢の某大統領だって、何をするか分かりませんよね…。
そう考えると日本政府だって、信用できません。
色んな理由を付けて、ドラえもんを政府の管理下に置かれちゃうかもしれません。
大切な友達を危険にさらさないためには、ドラえもんの存在を極秘にしておく必要があります。
ていうか、これって、原作漫画の設定を完全に否定していますね。それに、存在を極秘にしなきゃいけない時点で、ドラえもんにとって幸せな生活とは言えない気もしますが…(^^;
ひみつ道具や技術を盗まれないセキュリティ性が重要
安定したビジネスをするためには、ひみつ道具の技術や、ひみつ道具自体を盗まれないようにする必要があります。
そのため、ビジネスに使うひみつ道具は、次の2つの条件を満たす必要があります。
- 道具を貸したり、客の前で使うことは厳禁!
- ほど良い効果であること
高度な技術の存在を知られると、危険だからです。例えば、”タケコプター”は貸し出す必要があります。持ち逃げされる危険があるので、絶対ダメです!”どこでもドア”などは、実際に客にドアをくぐってもらわなければいけないので、これも絶対NGです!
突拍子もない効果だと、高度な技術の存在を疑われるからです。例えば”もしもボックス”なんかは、自分の想い通りの世界が実現する、突拍子もない効果です。あっという間に評判になって、テロリストたちにすぐに狙われてしまいます。
大真面目に考えると、ひみつ道具を使うこと自体、実は非常に危険な行為なんです。
目立たないように、使用頻度も抑えてここぞという時に、使うことがベストです。
というわけで、使う道具は、厳選する必要があります。
『ひみつ道具を金もうけに使ってはならない!』は無視(笑)
実は、『ドラえもん』には、ひみつ道具をお金儲けに使うと、法外な罰金が科されるというルールがあります。
でも、登場人物たちの多くは、お金儲けではないものの、みんな私利私欲のために使ってますよね(^^;
それに、このルールを守ることにすると、そもそもここで話しが終わってしまいます。
そういうわけで、『ひみつ道具を金もうけに使ってはならない!』というルールは無視することにします。
以上の前提を踏まえて、ドラえもんのひみつ道具の中から、安全・安定にお金儲けに使えそうなものを選んでみました。
最適なひみつ道具はコレ!
実はドラえもんの各エピソードって、バッドエンドになることが多いんです。
調子に乗ったのび太が、ひみつ道具の使い方を間違って、手痛いしっぺ返しを食う…。大体そんな終わり方をすることが、ほとんどです。
つまり、ひみつ道具は、調子に乗って使い方を誤ると、損害を被るリスクがあるわけです。そんなことも考慮に入れつつ、なるべくリスクの少ないものを選んでみました。
順番に見ていきましょう。
きこりの泉
真っ先に思い浮かんだのが『きこりの泉』です。
きこりの泉は、金の斧、銀の斧のお話しがモチーフになった効果があります。
きこりの泉の機能
この泉に物を投げ入れると、それの上位互換とも言える、素晴らしい品物を手にした女神のロボットが出てきます。
そして「あなたが落としたのは、この○○ですか?」と聞いてくるので、正直に「それじゃありません。」と答えると、その素晴らしい品物が貰えます。
どんなビジネスにする?
正直に答えさえすれば、確実に投げ入れた物より、良いものが手に入ります。
そこで、考え付いたのがリサイクルショップです。
いらなくなった物を買い取って、それを更に素晴らしい物にして、転売するのです。
不用品を持ち込んだ人に、そのまま販売しても良いかもしれませんね。
何のひねりもないビジネスですが、強力な効果があるひみつ道具をビジネスに使うのであれば、地味で目立たないものの方が、良いと考えました。
この道具のリスク
この道具のリスクは、まず自分が泉の中に転落してしまうことです。
原作の中でも欲張ったジャイアンがバランスを崩して、泉の中に転落してしまいました。
そして、代わりに出てきたのが、綺麗なジャイアンでした…。
泉の中に落ちたジャイアンは、彼自身の驚異的な泳力により、何とか脱出できたようです。
しかし、凡人ではそのまま溺死してしまうでしょう。
また、うっかり答えを間違えると、何も貰えず、投げ入れた物も返ってきません。
転落防止と解答ミスを無くすための対策が重要でしょう。
復元光線
次に見つけたのが、復元光線です。
でも、これも正直言って、地味かもしれません…。
復元光線の機能
『復元光線』は、壊れた物を、元通りに直すことができる光線を出す道具です。
壊れた物を何でも直せるという、単純だけど便利な機能です。
どんなビジネスにする?
この道具の機能をそのまま活かして、何でも修理する『何でも修理ショップ』なんてどうでしょうか?
これも何のひねりもありませんが、思い入れのある大切な物を、必ず直せるというのは、とっても大きいニーズがあると思います。
この道具のリスク
直すという機能だけなので、使い方も簡単です。副作用も特に考えられません。
とにかく、客が見ている目の前で、修理したりしなければ、問題無いと思います。
あとは、あまり大規模な修繕をしないことも、重要だと思います。
事故を起こした車とか、飛行機なんかを復元してしまったら、あっという間に評判になって、隠しきれなくなります。
とにかく、普通に直せそうなものを、素早く完璧に直すことを、付加価値にすることが大事でしょう。
フエール銀行
フエール銀行は、未来の銀行の携帯型のATMです。
実際に預け入れたお金には、利息が付くのですが、その利率がおかしなことになってます。
フエール銀行の機能
フエール銀行は預け入れたお金に、驚異的な利息を付けてくれます。
利率は1時間あたり、普通預金なら10%、1ヶ月定期預金なら20%、1年定期預金なら50%です。
1年定期預金の場合は、1時間後には1.5倍になるのです。
これは1円を1年定期預金で預けると、満期時には約3.6×10の1542乗(円)になる計算です。あまりに大金過ぎて、ピンときませんね…(^^;
ちなみに1ヶ月定期預金に1円を預けた場合、満期時には約10
というわけで、数字で書くとこうです。
1024465067491574929652884296784700000000000000000000000000円
どういう運用している銀行なんでしょうかね。未来は資産運用の手法も進んでるんですねぇ…。
一応、融資を受けることもできるのですが、その利率も同じような無茶苦茶な利率です。でも、わざわざこんな高利で借りなくても、1000円くらい預けておけば、あっという間に天文学的な数字のお金が手に入りますけどね…。
どんなビジネスにする?
自分で1円預けて1ヶ月待っていれば、世界中のお金の合計額を遥かに上回る大金が手に入ります。
だから、フエール銀行でビジネスするというよりも、自分で増やしたお金で好きなことやれば、良いだけだと思います。
慈善活動をやったり、色んなビジネスに投資したり、なんだってできます。
ハッキリ言ってビジネスする意味ないですね(^^;
この道具のリスク
この道具のリスクは、増えたお金を一気に使うと、世界中の経済を破綻させることです。
また、宝くじの高額当選者の多くは、最終的には、破産していると言います。
こんな大金を手に入れたら、そもそも自分の将来が、危うくなるかもしれません。
このようなことを踏まえると、強い自制心でお金を使わないことが重要になるでしょう…。
結論
というわけで、ビジネスをするなら、どんなひみつ道具が良いか考えてみました。
大真面目に考えた結論はこうです!
『ビジネスしようなんて考えず、四次元ポケットなど捨てるべき!』
一旦、ひみつ道具の存在がバレると、ドラえもんの身に危険が生じます。どんなに地味にビジネスをしても、やっぱりあっという間に、評判は広まってしまうでしょう。
そうなると、最初に書いた通り、恐ろしい人たちが、ドラえもんを狙いだします。
それを考えると、大切な友達であるドラえもんを守るためには、四次元ポケットの中身なんて、無い方が良いのです!
やっぱり、ひみつ道具に頼らないビジネスが一番ですね…。