
あなたはSEOと聞くと、どんなイメージがありますか?
“難しそう”とか”小手先のテクニック”のようなネガティブなものでしょうか?
もし、そうだとしたら、それはとてももったいないですよ!
私はSEOは世の中の人のニーズや、気持ちを知るためのものだと思っています。
SEOを学ぶことで、読者に喜んでもらえる記事を書くことができるようになるため、絶対に学ぶべきです。
それにSEOは難しいものではなく、本質的にはとってもシンプルなんですよ!
そこで、SEOのことを何も知らない初心者にも、分かりやすいようにSEOの大切さを解説したいと思います!
もくじ
SEOとは?
まず、あなたはSEOが、何かご存知でしょうか?
もしかすると、ご存じないかもしれないので、軽く説明しますね。
SEOの意味と目的
SEOとは『Search Engine Optimization』の頭文字を取った言葉です。
直訳すると、”検索エンジン最適化”という言葉で、意味は『検索エンジンの検索結果で、上位表示させるための適切な施策』のことです。
もっと分かりやすく言えば、YahooやGoogleで自分のサイトや記事を検索した時に、ちゃんと上位に表示されるようにする対策のことです。
実際にはYahooの検索アルゴリズムは、ほとんどGoogleのアルゴリズムを踏襲しているため、日本でSEOと言った場合は、Googleで上位表示させるための対策と言っていいです。
2016年8月現在、日本での検索エンジンのシェアはこうなってます。
【パソコン利用者】
順位 | 検索エンジン | シェア |
---|---|---|
1 | 67.24% | |
2 | Yahoo | 25.15% |
3 | Bing | 6.95% |
4 | Baidu | 0.33% |
5 | DuckDuckGo | 0.07% |
【スマートフォン利用者】
順位 | 検索エンジン | シェア |
---|---|---|
1 | 69.07% | |
2 | Yahoo | 29.84% |
3 | Baidu | 0.68% |
4 | Bing | 0.19% |
5 | Naver | 0.15% |
検索エンジンを利用する人の7割近くが、スマートフォンを利用することを考えると、事実上Googleのシェアが95%以上なんです。
おかげでインターネットの世界では、Googleが神様のように扱われ、みんなGoogleの機嫌を伺いながらサイト運営をしています。
Google検索の対象に登録してもらうのは、完全無料です。世の中の人が、これほどまでに検索エンジンを使っていることを考えると、Googleで上位表示されることは、計り知れない価値があるわけですね。
だから、世の中のWebマーケターは血眼になって、SEOを研究するわけです。
いやもう、その競争の激しさたるや、尋常じゃありません(-_-;)
当然、ズルする人たちも出てきたりします。
ホワイトハットSEOとブラックハットSEO
Googleで何とか上位表示させたい!と躍起になるあまり、ズルい手法を使う人たちが出てきました。
このずるい手法のことをブラックハットSEOと呼びます。
ブラックハットSEOには様々なものがあります。
一部だけ紹介するとこんなものです。
- 自作自演や購入による被リンク獲得
- 不自然な相互リンク
- コメントスパム
外部サイトからリンクを貰うことはSEO上、とても効果があります。
そこで、自分で作ったサテライトサイトからリンクを貼ったり、有料で被リンクを貰ったりするわけです。
しかし、Googleもこのような不自然な被リンクを見分ける精度を上げてきています。そして、そのペナルティも厳しくしているので、このようなSEOはもの凄くリスクが高いです。
登録されたWebサイト同士で、相互リンクをするリンクファームというサービスがあります。
このサービスに登録されているサイト全てから被リンクを貰い、その代わりに自分も全サイトに初リンクを送るというサービスです。
これもGoogleは厳しく禁止していて、見つかると厳しいペナルティを受けます。
インターネット上のコメント欄があるサイトに、無差別に自サイトのリンク入りのコメントをするというものです。
これも形の上では、被リンクになります。
今でもコメントスパムは盛んですが、これもGoogleの対策が進んでいます。
他にも数えられないくらいのブラックハットSEOがあります。覚えたってなんのメリットも無いので、あえて紹介しませんが、Googleの対策も進んでいます。
そして、それに対して、Googleも認める正しい方法で、上位表示を目指す手法をホワイトハットSEOと呼びます。
長い目でみれば、ホワイトハットSEOでコツコツ対策する方が、利益が大きいです。(ホワイトハットSEOの基本的な考え方は、記事の後半で説明しますね)
検索エンジンを騙すようなテクニックは、場合によってはインデックス削除という、インターネットでは極刑に等しいペナルティを受けることもあるので、絶対にやらないようにしてくださいね。
というわけで、SEOのことを一通り理解していただけたかなと思います。
では、SEOはどれくらい頑張れば良いのでしょうか?
その答えは『トップを取れるくらい頑張れ!』です。え~難しそうって思いましたか?
でも、それにはちゃんと理由があります。
次はSEOで1位を目指さなければ、いけない理由をみていきましょう。
1位を目指さなければいけない理由
どんな形でも、インターネットを使って情報発信をするからには、SEOが必要です。
それも、1位になることを目指して、しっかりとやらなければいけません。なぜそこまでする必要があるんでしょうか?
理由はこの2つです。
- 順位によるクリック率の差
- 関連キーワードからのアクセス
順番にその理由を説明しますね。
順位によるクリック率の差
検索エンジンの検索結果は通常1位から10位までが表示されます。(一応、特殊なコマンドを使えば、11件以上にできますが、普通の人はそのやり方なんて知りません)
当然、検索ユーザーは良い情報を知りたいので、1位に表示されてる記事を読みやすいわけです。
そして、順位毎の記事の読まれやすさには、驚きの差があります。
それがこれです。
【検索順位別のクリック率(2017年現在)】
順位 | クリック率 |
---|---|
1位 | 21.12% |
2位 | 10.65% |
3位 | 7.57% |
4位 | 4.66% |
5位 | 3.42% |
6位 | 2.56% |
7位 | 2.69% |
8位 | 1.74% |
9位 | 1.74% |
10位 | 1.64% |
1位と2位だけでも、読んでもらえる確率は2倍違います。1位と10位だったら10倍以上です!
私もブログ運営をなさっている皆さんには、「1位を目指すつもりでやってください!それで、ようやくベスト3に入ることができます」とお伝えしています。
1ページ目に表示されたとしても、これほどの差があるんです。
そして、2ページ目以降に表示されてしまった場合は、ほぼ0%になってしまいます。
世の中の人に読んでもらいたければ、1位を目指さなければ意味が無いのです。
関連キーワードからのアクセス
通常、記事を書く時には、上位表示を目指すキーワードを設定します。
しかし、実際にはそのキーワード以外でも、上位表示されることがあり、pvを稼いでくれます。
よく読まれている記事が、どのようなキーワードで検索されているかを調べてみると、狙いのキーワード以外からが6割から7割になるのが普通です。
つまり、違った見方をすると、ヒット記事の条件は、関連キーワードでも上位表示されていることなのです。
そして、経験上、まず狙いのキーワードで上位表示され、その後徐々に関連キーワードでのアクセスが増え始めます。
これは狙いのキーワードでアクセスが増えることで、記事の評価が上がっていき、他のキーワードでも上位表示されるからと考えられます。
そのため、世の中の人に読んでもらうためには、狙いのキーワードで上位表示されることが、最低条件なのです。ゴールではなくてそこがスタートなんです。
このように、世の中の人に自分のメッセージを届けたいと思ったら、全力でSEOをやって、1位を目指すことが必要不可欠なんです。
でも、そんなこと言われてどう思いますか?”面倒”とか”難しそう”って思いましたか?
実はSEOはその本質を理解すれば、そんなに難しいものじゃないんですよ!
そこで、次はSEOの考え方の基本中の基本をお伝えします。
SEOの基本中の基本は読者の利益!
SEOと一言で言っても、とてもたくさんのテクニックがあります。
それらを一つ一つ理解するのは、もちろんとても重要です。
でも、その前に知っておいた方が良い、最も大事なことがあります。
それは、SEOとは、徹底的に検索ユーザーの利益を追求することに他ならないということです。
Googleが目指す検索エンジンは、検索ユーザーが欲しい情報に、ピッタリの答えが書いてある記事を、検索結果に表示させるものです。
Googleがそれを目指しているのであれば、記事を作る私たちは、検索ユーザーが求めている情報を記事にすれば、目指すゴールが一緒になり、必ず上位表示できるわけです。
これがSEOの大前提なのです。
では、検索ユーザーが求めていることとは、どのようなことでしょうか?
それは主にこの4つです。
順番に説明しますね!
- 情報の質と量
- 迅速性
- 利便性
- E-A-Tの高さ
一番大切なのは、記事に書いてある情報の質と量です。
質とは、情報の正確さや詳しさ、分かりやすさなどです。
量とは、読者が欲しい情報が全て網羅的に揃っていることです。
意識してる人が少ないのが、情報を素早く伝える迅速性です。
つまり、読者が一番知りたがっている情報を、真っ先に分かりやすく書いてあげることです。
情報の洪水の中にいる現代人には、ダラダラと文章を読ませずに、欲しい情報を素早く提供することが大事です。
サイトが使いやすく、欲しい情報がある記事を見つけやすいことです。
また、見た目のデザインがスッキリしていて、記事が読みやすいことや、表示速度が速いことも大切な要素です。
E-A-TとはExpertise(専門性)、Authoritativeness(権威性)、TrustWorthiness(信頼性)の頭文字を取った言葉です。
読者が記事を読む時には、運営者にE-A-Tが備わっている方が、信頼してくれます。
そこで、書き手としての自分のE-A-Tを高めることも大切になります。
他にも検索ユーザーが求めていることは、たくさんあります。そして、それらのニーズを満たしてあげることは全てSEOになります。
実際の検索ユーザーの目線になって、その人たちのニーズを満たすことを徹底的に追及することがSEOの全てです。
是非、そのことを意識したブログ運営をしてくださいね!
まとめ
いかがでしたか?
SEOは奥が深いので、この記事で紹介したのは、まだまだほんの序の口です。
しかしながら、『SEOとは検索ユーザーのニーズを徹底的に追及すること』は最も重要なことです。
是非、これを意識して、今後のブログ運営に活かしてくださいね!