ブログのコンセプトの決め方!決め手はペルソナと自分のポジション!

よしブログに書くテーマが決まったぞ!」となってもあわててはいけません。

今度はちゃんとコンセプトを決める必要があります。これがちゃんと決まってないブログは、なかなか成果が出ないどころか、後々に大変なことになるので、メチャクチャ重要なものです。

でも、テーマが決まれば、さっさと記事を書き始めたいですよね?ていうか「テーマとコンセプトって何が違うんだよ?」なんて思う人もいるかもしれませんね。

しかし、ちゃんとコンセプトのことを理解して、それを設定することは、とっても大切です。コンセプトなしでブログ運営を始めるなんて、行き先を決めずに出かけようとするものです!

普通そんな人いませんよね?でも、ブログ運営だとそんな人が大勢いるのが驚きです。

あなたがこれからブログ運営を始めるのであれば、まずこの記事を読んで、しっかりとコンセプトを決めてください。

ポイントになるのは、ペルソナと自分のポジションです。

では、コンセプトの決め方を見ていきましょう!

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コンセプトが大切な理由


ブログのコンセプトを決めることは、非常に重要です。

その理由は次の2つです。

  • 読者には記事を読む理由が必要
  • 読者は無意識のうちに、記事を読む理由を求めています。

    例えば、恋愛がテーマのブログで、好きな人への告白を書いた記事と、恋人を作らないライフスタイルを勧める記事が混在していたら、読者はそれらの記事に説得力を感じるでしょうか?

    大きな枠ではこれらの記事は恋愛ですが、コンセプトが定まってないと記事から説得力を感じないため、読者は記事を読む理由を見失ってしまいます。

  • モチベーションが続かない
  • コンセプトがぼやけると、自分でも何のためにブログ運営をしているのかが、分かりにくくなってしまいます。

    “何のために”が無くなると、記事を書くモチベーションが急速に失われます。

    また、コンセプトを決めずに色んなことを書き続けると、同じブログの中で、矛盾が生じてしまいます。

    こうなると、ブログに書けるネタにどんどん制限が出てきて、運営に行き詰まります

そうならないためには、まずコンセプトとはコンセプトとはどのようなものかから見ていきましょう。

コンセプトとは読者に提供する価値

ブログのコンセプトとは、読者に提供したい価値のことです。

ここでいう価値とはこういったものです。

  • 悩みや疑問の答え
  • 楽しさや感動
  • 欲しいものが手に入る


もちろん、これはほんの一例です。他にも読者のメリットになることは、何でも価値になります。

コンセプトを決めることとは「自分のブログを読むことによって、読者にどんなメリットがあるのかを、ハッキリさせること」なのです。

だから、ブログのテーマが決まっても、そのテーマの中で、読者にどのような価値をプレゼントしたいかまで、決めることが大事なのです。

コンセプトとキャッチフレーズは違う

よく、コンセプトとキャッチフレーズの違いが分からなくなる人もいます。

キャッチフレーズというものは、読者の興味を引いて、記事を読んでもらうように引きつけるためのフレーズです。

このブログの場合は「捕らわれ人に自由を!」っていうのが、キャッチフレーズです。

キャッチフレーズの場合は、自分の記事を読んでもらうことが目的なので、どちらかというと、自分のためのものです。

コンセプトは「読者のメリットとは何か?」なので、読者のためのものです。

ブログ運営では、比べ物にならないくらい、コンセプトの方が大切です。

ブログ運営の成功のためには、このようなコンセプトを決めることが、とっても大切なんです。

そこで、次は実際にコンセプトを決めるための、方法を紹介します。

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コンセプトの決め方


「コンセプトって、読者のメリットなんでしょ?そんなの簡単じゃん!」って思って、適当に設定してブログを始めると、とても苦労することになります。

コンセプトは的確で、独創的なものである必要があります。そして、ライバルも少なくて弱いことが大切です。

このような条件を満たしたコンセプトにするためには、次のような手順で考えることが効果的です。

  • ペルソナを設定する
  • そのペルソナが知りたいことや悩みをリストアップ
  • 知りたいことや悩みの解決策を考える
  • 解決策を組み合わせて面白そうなものをピックアップ
  • コンセプトのポジションをチェックする


この中でも、ポイントになるのが、ペルソナとポジションです。

コンセプト設定は、とっても重要なので、最初は時間をかけて、やる必要がありますが、難しいことはないですよ!

順番に説明していきますね。

ペルソナを設定する

まずはペルソナを設定します。

ペルソナとは、自分のブログを読んで欲しい、理想の読者像のことです。

これは具体的であれば具体的であるほど良いです。

ペルソナには、このような要素を自分で想定して、全て設定してください。

  • 年齢
  • 性別
  • 職業
  • 独身・既婚
  • 家族構成
  • 性格
  • 悩み・ニーズ
  • 今の感情
  • 住んでる場所
  • 将来の夢


分かりやすいように、私のこのブログのペルソナを例として教えちゃいますね。

  • 年齢
  • 40歳前後

  • 性別
  • 男性

  • 職業
  • ストレスが強く、労働時間が長いサラリーマン

  • 独身・既婚
  • 既婚

  • 家族構成
  • 妻と子供が一人

  • 性格
  • マイペースで競争が苦手。自分らしいライフスタイルができれば、お金はほどほどで良い。

  • 悩み・ニーズ
  • 職場のストレスに悩んでいて、そこから解放されたい。そのための方法を知りたい。

  • 今の感情
  • 自分の人生を変えることができないんじゃないかという憂鬱な気持ち。

  • 住んでる場所
  • 東京都心から通勤時間が1時間以上の場所

  • 将来の夢
  • いつか会社を辞めて、自分のやりたいことをやること。

実はこのペルソナは、数年前の私自身です^^

もちろん、自分自身にする必要はありませんが、自分のブログの記事を読んでもらいたい人をこれくらいのレベルで設定してください。

実際には、このペルソナ通りの人は、少ないのですが、いくつかの項目が同じ人であれば、十分にその人の心に届くブログになります。

とにかく、最初は具体的なペルソナを設定してください。

そのペルソナが知りたいことや悩みをリストアップ


次にそのペルソナが知りたがっていることや悩みをリストアップしてください。

例えばこのブログのペルソナの場合はこうです。

  • ナリワイの作り方を知りたい
  • 自分にもできる副業が知りたい
  • 行動を起こす勇気が欲しい
  • 将来の希望が欲しい

ここでは4つしか書いてませんが、私は30個くらい書き出しました。

自分の頭の中で考えてもなかなか出てこないので、例えば次のような方法で探すと良いです。

  • ペルソナに近い人にインタビューする
  • Yahoo知恵袋、教えてgoo、発言小町などで質問を調べる
  • ペルソナが検索しそうなキーワードで検索してみる


自分で考える以外にも、このような方法を使って、リストアップしてみてください。

この段階では、”自分にこの悩みやニーズを満たす記事を書くのは無理だ”なんて考えずに、とにかく書き出してみてください。

知りたいことや悩みの解決策を考える

次はその知りたいことや悩みの解決策を考えます。

例えばこのようにします。

  • ナリワイの作り方を知りたい
  • ナリワイの例を紹介する。ナリワイのアイデアの考え方を教える。ナリワイコンサルティングをする。

  • 自分にもできる副業が知りたい
  • 自分の得意なことを見つける方法を教える。おすすめの副業を紹介する。

  • 行動を起こす勇気が欲しい
  • 成功例を紹介する。不安な理由に根拠が無いことを説明する。

  • 将来の希望が欲しい
  • 色んな方法があることを紹介する。国の制度を紹介する。励ましのメッセージを伝える。

ここでのポイントはとにかくたくさん考えることです。「ブログにできるかどうか?」とか「稚拙なアイデアだなぁ」なんてことは一切考えないでください。思いつく限り書いていくことが重要です。

解決策を組み合わせて面白そうなものをピックアップ

たくさん書き出したら、それらを順番に組み合わせていきます。

こんなことをすると恐らくほとんどは、荒唐無稽なものばかりです。しかし、たまに面白そうなものが見つかります。

「こんな情報を発信するブログだったら面白そうだな」というものをピックアップしていきます。

私のブログのコンセプトの一つは「夢や理想を実現したい人に、オウンドメディアの構築・運営方法を教える」というものです。(もちろん、他にもいくつかあります)

これは“夢や理想を実現したい人に、そのために役立つ方法を教える”ことと、“収入が欲しい人にブログの作り方を教える”という2つのアイデアを組み合わせたものです。

どちらも片方だけだと、既に存在している当たり前のものですよね?でも、組み合わせると実はあまりそんなコンセプトのブログが少ないことが分かります。

このようにして、ピックアップしたものがコンセプトの候補になるわけです。

コンセプトのポジションをチェックする


最後にそのコンセプトの候補が、ブログとして通用するかどうかをチェックします。

やる事は単純です。自分がコンセプトとして考えたことを、既にやっている人がいるかどうかを調べるのです。

Googleで実際に検索して、似たようなコンセプトのWebサイトやブログがあるかどうかを探してみるだけです。

そのようなブログの数が少なかったり、存在しても、内容が薄いとか、稚拙だったりしたらOKです。

こうして、自分が考えたコンセプトのポジションをチェックして、自分と同じことや、更に上を行くことを考えている人がいないことを確認したら、それをコンセプトして採用します。

同じように他の候補もチェックしてみて、OKだったら採用します。つまり、コンセプトは複数あってもOKです。同じペルソナのニーズを満たすものであれば、大きな方向性がブレることは無いからです。

以上がブログのコンセプトの決め方です。

難しいことは無いはずですが、その代わり時間はかかるはずです。しかし、ブログ運営においてはこれが一番重要です。

物理学者のアインシュタインも、次のような言葉を残しています。

「問題解決に20日かけられるなら、19日は課題定義に使いたい。」

複数の記事を書いてしまってからでは、コンセプトの修正は難しいです。逸る気持ちを抑えて、しっかりと考えてみてくださいね。

どうですか?ここまでで、ブログのコンセプトの決め方は、分かってきたでしょうか?

コンセプトが決まったら、次はいよいよブログ運営の開始ですね。

そこで、次はそのコンセプトを活かしたブログ運営のポイントをお伝えします。

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コンセプトに従ったブログ運営を守る!

コンセプトが決まったら、あとはそのコンセプトに沿った記事を書いてくだけです。

ただ、シンプルにそれだけです。

しかし、そんなシンプルなことでも、ネタに困ったりすると、コンセプトと違うことを書きたくなってしまうのです。

でも、それは絶対にダメです。せっかくコンセプトを決めたのに、そんなことをしたらコンセプトがブレてしまうからです。

いったいなんでコンセプトがブレるとダメなんでしょうか?

コンセプトがブレる危険性

インターネットの世界は、日々目まぐるしく変化していきます。

SEOと言えば、最初はキーワードの使い方とか、被リンクの数とか、そのようなテクニカルなことが中心でした。

しかし、そのような小手先のことが通用しなくなり、やがてコンテンツの質が求められるようになりました。

ところが、今ではコンテンツの質が良くても、それだけでは評価されない時代になっています。

今はコンテンツの質に加えて、情報発信者のE-A-Tが問われるようになってきました。

E-A-Tとは?

「Expertise(専門性)」「Authoritativeness(権威性)」「TrustWorthiness(信頼性)」の頭文字を取った言葉。

この3つを略してE-A-Tと呼び、これをいかにして上げていくかが、最近のSEOの課題になっている。

これらの要素はどんなに努力しても、自分だけの力では上げていくことができません。世の中からどう見られているかという、他者からの評価なので、良いブログ運営をしながら自然に上がっていくのを待つしかないのです。

ところが、コンセプトとズレたことを書くと、E-A-Tの3つの要素が全て薄まってしまいます。

ただでさえ自分で上げるのが困難なE-A-Tを、自分で下げるようなものなので、絶対にコンセプトに沿った記事を書き続けましょう。

ネタが無くなったら?

そうは言っても、ネタが無くなってしまうことは、避けられないことです。

これはブログ運営の宿命です。コンセプトをしっかりと定めていれば、特にネタ探しの大変さも増してしまうものです。

そんな時の唯一の解決策は、記事を書く手を止めて、様々な方法でインプットを増やすことです。

読書や何かのセミナー受講、人と会って話を聞くなど、何でも構いません。

リフレッシュのために、旅行に行っても良いです。

そのような学びや刺激を通して、新たなインスピレーションをもらってください。

無理にコンセプトとズレた記事を書くくらいなら、遊んでた方が、少しは違った刺激があるだけまだマシです。

違ったコンセプトを思い付いてしまったら?


ブログ運営を続けていると、ごくまれに斬新なコンセプトを思い付くことがあります。

新しくひらめいたコンセプトは、とっても素晴らしい場合も多いです。しかし、扱いを間違えると、全く逆効果になります。だから、扱い方は慎重になるべきです。

対処方法は、ひらめいたコンセプトの内容によって、対処が変わります。

  • 今のブログのテーマ・コンセプトと方向性が同じ場合⇒ひらめいたコンセプトを追加する
  • 例)脱サラを目指す人のために、”オウンドメディアの作り方”以外にも、”ナリワイのネタを考える方法”をひらめいた場合。

  • 今のブログのテーマ・コンセプトと方向性が真逆の場合⇒別の選択肢として、コンセプトを追加する
  • 例)脱サラを目指す人に”起業方法”を教えていたが、”サラリーマンをストレスなく続ける方法”をひらめいた場合。

  • 今のブログのテーマ・コンセプトと全然違う場合⇒新たなブログを立ち上げる
  • 例)脱サラを目指す人に”起業方法”を教えていたが、”お金を使わずに幸せになる方法”をひらめいた場合。

実際に判断する時には、明確に線を引くことが難しいはずです。どの対処方法を選ぶにしても、とにかく少し時間をかけて考えてみることが大切です。

もう一度ペルソナの設定からやり直すなどして、そのコンセプトが良いものかどうかを考えてみると、その過程で、どのように対処するべきか分かるはずです。

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まとめ

いかがでしたか?

ブログ運営を始める時には、このようなコンセプト作りが非常に重要なんです。

ただpvを集めることが目的のブログ運営は、もはや通用しない時代になっています。

コンセプトをしっかりと決めることが、安定したブログ運営につながるので、時間をかけてじっくりと考えてみてくださいね。

そのためにもう一度ポイントをおさらいしておきますね。

  1. ペルソナを設定する
  2. 自分のブログを読んでもらいたい人を、詳細に設定する

  3. ペルソナの悩みやニーズから、アイデアを考え出す
  4. そのペルソナの悩みやニーズをリストアップし、その解決方法を質より量を重視して考える

  5. コンセプトのポジションをチェックする
  6. 考えたアイデアの中から面白そうなものをピックアップし、既にそのようなブログが無いことをチェックする


やる事は簡単ですが、時間はかかるはずです。

でも、良いブログを作るためには、とっても重要なことです。

是非、独創的なコンセプトを考えて、自分だけのオリジナルのブログを作り上げてくださいね!

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