
いつの時代でも、誰であっても、お金の悩みは人生において大きなものですよね…。
お金が無いことによるストレスは、ジワジワと心の健康を蝕む厄介なものです。
特に良くないのは、慢性的にお金が無い状態です。
出費が気になって、友人の誘いを断ると、友情にも悪影響です。夫婦の話題が、お金の悩みばかりだと、関係も冷めてしまい、幸せではなくなります。
もしかすると、あなたもそんなお金の悩みを、抱えているかもしれませんね。
では、このような慢性的な金欠状態には、どのように対処すれば良いんでしょうか?普通はお金を稼ぐのが、当然の解決策ですよね?
でも、それは間違いなんです。今の時代はお金を稼ぐと、それと一緒にお金の悩みを増やすことになるからです。
じゃあ、どうすれば良いんでしょうか?
というわけで、今回は「慢性的にお金が無い!」というあなたのための、お金の悩みの解消法をお伝えします。
お金が無い人の6つの特徴
私は普段から色んな人から、相談を受けます。また、そういう私自身、お金の悩みは尽きません。
特にサラリーマンを辞めてからは、収入が不安定になった事もあり、慢性的なお金の悩みがあります。
(私の詳しいプロフィールはこちらをどうぞ!)
実は調子が良くて収入が多い時でも『好調がいつまで続くか分からない』なんて、不安を感じてしまいます。
しかし、そうやって自分自身も悩みながら、色んな人の相談にも乗っているうちに、慢性的なお金の悩みを持つ人には、次の6つの特徴のどれかがあることが分かりました。
- お金が無ければ借りるという発想がある
- 安い商品を買うのを得と考えている
- ケチは悪いことだと考えている
- 金稼ぎを悪いことだと考えている
- お金を稼ぐことが解決策だと考えている
- 請求書の明細を見ない
どれか一つでも当てはまるなら、あなたもお金に悩まされる人生かもしれません。
実は”慢性的にお金が無い状態”というのは、収入や資産の大小には関係無いんです。問題は自分の心や考え方にあるんです。
順番に説明しますね。
お金が無ければ、借りるという発想がある
“慢性的にお金が無い”と言う人の中には、お金が無い時には、誰かからお金を借りる人がいます。
問題なのは、欲しいものがある時に、友達や家族から借りたり、リボ払いで購入したりすることです。消費者金融から借りるほどなら重症です。
このような事をする人は、お金が無い状態を受け入れていません。だから、借りてでも欲しいものを手に入れます。
普通はお金が無ければ、何も買うことができないので、その状態を受け入れざるを得ませんよね?
お金の悩みが尽きない人は、自分にお金が無い状態を、受け入れることから始める必要があります。
安い商品を買うのを得と考えている
欲しいなと思っているものが、セールで安くなっていたら、つい買いたくなりますよね?
そして、普段より安く変えた金額の分、得したと考えるわけです。
確かにそれが本当に必要な物だったら、安くなった分だけ得しています。
でも、お金が無い人の場合は、大して必要じゃない物を安く買って”得した!”と喜びます。
普段1,000円のものを300円引きで変えたとしても、それがどうしても必要のない物であれば、700円の損です!
このような人は安く買えて得したと思い込むことで、お金が無いという悩みを少しでも和らげたいだけです。
ケチは悪いことだと考えている
私の友人には、医者をしているお金持ちの友人と、いつもお金に悩んでいる友人がいます。お金持ちの友人とスタバに行くと、その人は私が頼んだコーヒーのレシートを借りて、100円のお代わりコーヒーを注文します。
しかし、いつもお金に悩んでいる友人は、普通にコーヒーを注文して、レシートも捨ててしまいます。
また、世の中のファミレスなんかには、割引クーポンやポイントがたまるアプリなんかが、たくさんあります。
医者をしている友人は、そのようなものを最大限活用して、1円でも得しようとします。
しかし、お金が無い友人は、そのようなケチなことをするのは、億劫だと言います。
医者をしている友人に限らず、お金を持っている人は、少しでも得することには、なんの罪悪感も無く取り組みます。
「ケチは悪いことだ」なんて発想は皆無です。
このようなことをしても、誰にも迷惑をかけてません。ちょっと意識すれば、余計な支出を減らすチャンスは山ほどあります。
お金が無い人は、このような“健全なケチ”まで、嫌う傾向があります
金稼ぎを悪いことだと考えている
いつもお金に悩んでいる人は、お金を稼いで贅沢することを悪だと考えます。
確かに世のため人のためになることをせず、ただお金を稼いで贅沢するような人は、私も大嫌いです。
だからと言って、お金稼ぎが悪いことだとは思いません。
- 社会課題を解決するため
- 家族を幸せにするため
- 仲間を助けるため
などなど、目的があるお金稼ぎは、誰からも称賛され、喜ばれることです。
お金稼ぎを悪と考える人は、そのようなことをする覚悟が無いだけです。
お金を稼ぐことが解決策だと考えている
慢性的にお金が無い人は、無いなら稼ごうと考えます。
でも、まずやるべきなのは、自分のライフスタイルを見直すことです。
お金の悩みがある人は、必ずお金に対する、何らかの問題があります。
- 自分自身の浪費癖
- 気前が良過ぎる事
- お金のかかる趣味
- 浪費する人との悪しき関係
などなど、問題は人それぞれです。
このようなお金の問題は、よく“バケツに開いた穴”に例えられます。
穴が開いたバケツに水を注いでも、水が溜まらないのは当たり前ですよね?
お金を稼ぐのは大変なことです。
それよりも、自分にとっての“バケツの穴”を見つけて、それを塞ぐ方が遥かに楽です。
請求書の明細を見ない
お金が無いと悩む人に限って、クレジットカードの明細や、様々な請求書を見ません。
ひどいと銀行口座の、入出金明細すら確認しません。
実はお金の悩みは、お金が無い状態が原因ではなく、家計のキャッシュフローが、分かってないことが大きいんです。
自分の家計の状況がブラックボックスになっていると、ひたすら不安なだけです。
しかし、お金が乏しくても、収入と支出を把握して、自分でコントロールできていれば、意外に気分は楽なものなんです。
このような特徴は、まるで常識化のようにどれか一つくらいは、持っているものではないでしょうか?
でも、これらは私たちをお金の悩みに巻き込む、悪い常識です。だから、発想を切り替えて、新しいマインドセットを持つことが重要です。
そこで、次は慢性的なお金の悩みから、解放されるための方法を紹介します。
お金の悩みを解決するマインドセット
私たちは、お金の悩みから解放されるために、どうするでしょうか?
普通はもっとお金を稼ぐか、節約するかのどちらかです。
誰でもやる当たり前の対策のように思えますよね。でも、これって、よく考えるともの凄くマズい解決策なんです。
禁煙している人が、タバコが吸えないイライラを解消するために、喫煙するでしょうか?
アルコール依存症の人が、禁断症状が出たからといって、お酒を飲むでしょうか?
実はお金の悩みをお金で解決するのって、これに似ているんです。お金の悩みの正体は、お金への依存です。お金が全てのストレスを生んでいます。
だから、慢性的にお金が無い人は、お金への依存を減らす努力が必要なんです。
しかし、これは簡単なことではないですよね?
お金は健全な社会生活のためには、必要不可欠なものです。
タバコがダメなら、コーヒーを飲めばいいかもしれません。お酒がダメなら、スポーツで発散すれば良いかもしれません。
でも、お金の代わりになるものは、なかなかありません。だから、知恵を振り絞って、考えなければいけないのです。
そこで、私も実践している方法をいくつか紹介します。
支出を減らす
まずは家計を見直して、無駄な支出を減らします。
“節約することと何が違うの?”って思うかもしれませんが、節約は欲しい物や必要な物に対する、我慢が含まれます。
我慢って必要なものなんですが、やり過ぎるとストレスを生むため、あらたな悩みの源になります。
でも、無駄な支出を減らすことには、我慢は必要ありません。
例えば、携帯電話の留守番電話サービスなんて、必要でしょうか?そういった、オプションプランを解約するだけで、1,000円くらいは、すぐに支出が減ります。
他にも部屋の照明を外して、暖色系の電球にするなんていうのも、地味ですが電気代節約になります。
ちょっと支出の内訳を確認すれば、払わなくて良いものなんていくらでも見つかります。
お金じゃない価値を稼ぐ
少ない収入をお金で補うのではなく、お金以外の価値あるもので補うようにします。
例えばこのようなもののことです。
- 食料を自給する
- お金のかからない趣味をする
- 友人を増やす
私の場合は、趣味と食糧自給を兼ねて、自宅の庭で家庭菜園をやっています。
夏場だと毎日、凄い量の野菜が採れます。ナス・きゅうり・ピーマン・トマトは買ったことがありません。でも、食べきれなくて友人にあげちゃうので、支出削減にはあまり役に立ってないかもしれないですね(^^;
また、友人を増やすと、色んな物をもらえます。私が今乗っている車も、友人から3万円で譲ってもらったものです。
将来は、電機などのエネルギーも自給したいなって思っています。
自分の適応力を信じる!
お金に依存するライフスタイルを変えようとすると、やっぱり最初は慣れないものですし、少なからず不自由もあります。
我慢しちゃダメと言っても、最初のうちは我慢になってしまってるかもしれません。
しかし、最後に必要なのは、自分の適応力を信じることです。
根性論みたいで、説得力を感じないかもしれませんね。でも、実際に私にとって、このような根拠のない自信のお陰で、毎日の不安が最小限で済んでいるんです。
社会生活を送るためには、お金はどうしても必要です。それにもかかわらず、お金に依存しないライフスタイルを選ぶのは、最初は難しいです。不安や惨めさも感じます。
でも、物やお金への依存やめる人は増えています。上手に生活レベルを下げて、ほどよい生活をしている人が増えています。
最後は必ず、どんなライフスタイルにも、適応できるのが人間です。
1年や2年くらいの長い期間で考えて、自分が適応できることを信じてみてください。
まとめ
慢性的にお金が無い人は、すぐに収入や支出を見直そうとします。
でも、そのような人は、必ずお金に対して間違った考え方や、受け止め方をしています。もちろん、そんな自分の考え方を直すことも重要です。
しかし、それらを完全に直す努力だけでなく、お金への依存度を下げることも、同時に必要です。
お金は生活に欠かせないものですが、私たちを悩ます最も厄介なものです。
私たちは、お金があるとそのような悩みが無くなると考えますが、実はそうじゃないんです。
お金を稼ぐことは、悩みの種も同時に増やすことになります。
お金の悩みを減らしたければ、お金への依存は、最小限にすることが理想的です。
考え方を変えて、上手にお金と付き合うことを、おすすめします!
斎藤さんはエンジニアだったんですね。
僕は電気が嫌いです。江戸時代の生活がいいと思います。
電気ができて格差を大きくしたと思います。負け惜しみかもしれませんが。
いつか電気もガスもなしで薪でご飯を炊いたり自給自足に近い生活をするのが夢です。
清水さん
コメントありがとうございます。
> 僕は電気が嫌いです。江戸時代の生活がいいと思います。
でも、私は完全に電気抜きの生活をするのは、不可能だと思ってます。私がこうしてブログ運営ができてるのも、電気があればこそなので(^^;
私の場合は、電気やガス自体は否定しないです。悪いのは後先考えずに、環境破壊につながるような持続不可能な方法でエネルギーを使うことだと考えてます。
だから、私の将来の夢は、電気や燃料も自給自足することなんです(*^^)v