
GELアドバイザーの齋藤(@Saito_Yoichi)です。
幸せな生活をしようと考えた時に、まず何よりも頭に浮かぶのが、お金ですよね?私の人生の悩みの多くの部分も収入に関わる事ばかりです。そりゃあ、十分な収入が無ければ、幸福な生活なんてあり得ないので、当然だと思います。
だから、あなたも私もみ~んな頑張って仕事をして、お金を稼ぐわけです。
でも、今の日本はお金を稼ぐことが、どんどん大変になってきています。サラリーマンのような仕事も、今ではストレスが多くて大変というイメージです。
私も長年、携帯電話業界のシステムエンジニアという過酷な仕事をしていましたが、目の前の仕事を片付けることで精いっぱいでした。どんどん疲弊していって、結局体を壊して、仕事を辞めることになりました。
これって『頑張って仕事をして、お金を稼いだら、体を壊して仕事が続けられなくなった』ってことです。お金を稼げば幸せになれるはずなのに、なんかおかしいですよね?
でも、こんなのは私だけの話じゃなく、今の日本ではよく聞くことですよね?
お金を稼げば幸せになれる時代は終わりました。今は必要な金額だけ稼いで、自分を疲弊させないことが、幸せに生きるための必須条件です!
じゃあ、幸せな生活のために必要な収入額って、どれくらいなんでしょうか?
今回は自分にとってのGood Enoughな収入額を考えてみます!
必要な収入の目安は?
『いったいどれくらいの収入が必要なんだろう?』って考えると、漠然とした不安を感じますよね?
その不安の大きな原因は、単純に今の自分の生活費が分かってないからです。
というわけで、まずは目安になる生活費から見ていきましょう。
夫婦2人の生活にかかる生活費の種類と、目安の金額を表にしてみました。
【夫婦2人の平均的な月の生活費】
科目 | 金額 |
---|---|
家賃または住宅ローン | 100,000万円~200,000円 |
電気 | 10,000円~20,000円 |
ガス・水道 | 6,000円~10,000円 |
携帯電話 | 10,000円~20,000円 |
インターネット・固定電話などの通信費 | 5,000円~10,000円 |
食費 | 50,000円~100,000円 |
保険料 | 30,000円~70,000円 |
小遣い | 60,000円(夫婦で30,000円ずつ) |
雑費 | 30,000円~60,000円 |
合計 | 301,000円~550,000円 |
うちも賢く頑張ってるつもりなんですが、それでも毎月31万円くらいです。結構かかっちゃいますよね。
将来に備えての貯金や、税金を入れれば稼ぎはもっと必要になるわけです。
ライフスタイルにもよりますが、夫婦2人で幸せな生活をしたければ、年収は400万円~600万円くらいは必要なわけです。
でも、これは最低限、必要な金額です。もっと贅沢したければ、もっと稼ぐ必要があります。それに子供ができたら、必然的にもっとお金が必要になります。
「じゃあ、もっとお金を稼ごう!」となるわけですが、そこには大きな落とし穴があります。
幸福度と年収の関係
現代の日本は、経済のグローバル化が進み、世界との激しい競争にさらされています。
頑張ってもなかなか給料は上がらないばかりか、今の金額を維持することすら大変です。仕事のプレッシャーは、どんどん増えてストレスも増すばかりです。
今の日本で、お金を稼ぐことには、たくさんの犠牲が伴います。
また、こんな研究結果もあります。
すると75,000ドルまでは年収が上がるにつれて幸福度も増えていきました。しかし、それを超えると、幸福度は上がらなくなり、更に金額が上がると、幸福度が下がり出したそうです。
75,000ドルは、この記事を書いている2019年4月12日のレートで、約838万円です。”宝くじが当たったら良いなぁ”とか”年収1,000万円あったら良いなぁ”なんて思うかもしれませんが、実際にはそんなにお金があっても、逆に不幸になってしまうかもしれないんです。
収入なんて、どんなに多くても、これだけあれば十分ということなんです。
でも、何度も言いますが、お金を稼ぐのは様々な犠牲を伴います。最も良いのは、838万円を上手に稼ぐことではなく、それよりも少ない収入で、838万円稼いでいるのと同じ幸福度を得ることです。
実は少し考えて工夫すれば、今の時代、色んな選択肢があります。
次は自分にとってのちょうど良い収入、Good Enoughな収入実現のコツを考えてみます。
Good Enoughな収入を目指せ!
幸せな生活をするためには、お金は最も重要なものの一つです。
でも、多くの人はお金はたくさんあった方が良いと考えて、お金稼ぎのためにメチャクチャ努力します。
しかし、散々説明してきた通り、お金は稼げば稼ぐほど不幸になっていくものです。
大事なのは、ちょうど良い収入になったら、稼ぐのをやめることです。
このGood Enoughな収入を実現するためのポイントは、次の3つです。
- 収入額と大変さの関係は2次関数的
- 必要なだけ仕事ができる働き方が理想
- 代替手段を探して賢く支出を減らす
Good Enough Life実現のためには、収入額のコントロールが最も大切です。
順番に見ていきましょう!
収入額と大変さの関係は2次曲線的
お金を稼ぐことの大変さと、収入額の関係は正比例ではなく、2次曲線的なものなんです。
2次曲線というのはこの写真のようなグラフのことです。
収入額が増えると、それに対する大変さが増す度合は、どんどん上がります。
もちろんどれくらいの勢いで大変さが増すかは、人それぞれです。
しかし、どんな人であっても、収入額はなるべく低く抑えて、お金を稼ぐための大変さを抑えることが、まず重要になります。
必要なだけ仕事ができる働き方が理想
仕事の苦労は最低限にしておいた方が良いわけですが、実際には働きたいだけ働くというのは、簡単じゃありません。
例えばサラリーマンだったら、最低限月曜日~金曜日の9時~18時は働かなければいけません。チーム全体の目標や、売り上げに対するノルマなんかもあるかもしれません。
このような働き方だと、自分が働きたいだけ働くなんてことはできませんよね?ある意味必要以上に働くことを、強要されるような働き方です。
実際に今の日本では『収入は少なくても良いから、もっと楽な仕事がしたい』と考えている人は多いです。こんなことを感じている人が多い理由は、お金を稼ぐことに対する大変さをコントロールできてないからではないでしょうか?
やはり、理想的なのは、働く時間を自分で自由にコントロールできる仕事をすることです。
代替手段を探して賢く支出を減らす
私たちは生活の不安を無くして、幸せな生活をするためには、お金を稼ぐことが一番だと信じて努力します。
でも、お金は幸せな生活をするための手段の一つにすぎません。お金を稼ぐのは、様々な犠牲が伴う以上、お金への依存度はなるべく下げた方が良いに決まっています。
それにも関わらず、なぜか私たちは少しくらい大変でも、忍耐して頑張って仕事をしてしまいます。
しかし、少し工夫すれば、お金なんて使わなくても、自分に必要な物を手に入れることはできます。
例えば私の場合ならこうです。
- 4LDKの家に住みたい
- 時間に余裕のある仕事をしたい
- 家庭菜園をやりたい
地方で、駅から遠い一戸建ての家を、安く購入しました。人生で一番広い家に住んでいますが、月々のローンの金額は、今まで住んだどの家よりも安いです。
仕事は自宅から、リモートでできるため、わざわざ駅に近くて高い家に住む必要がなかったんです。
ブログ講師やGELアドバイザーなど、他にもいくつかのナリワイをやっていますが、基本的に全て自分の好きな時間にできる仕事ばかりです。
サラリーマン時代と違って、売り上げの増減が、全て自分の収入に影響する働き方なので、ハッキリ言って収入は不安定です。
しかし、東京から仙台に移住したおかげで、住宅費を抑えられてるのが大きいです。収入の不安定さは、支出を削減できてることで、カバーできている感じです。
東京に住んでいた頃は、家庭菜園をやるためには、畑を借りる必要がありました。しかも、競争率が高くて、抽選にもなかなか当たりません。
今の家は庭付きなので、その一部で家庭菜園をやっています。好きな時に好きな野菜を育てることができて、もちろんレンタル料なんてかかりません。
ささやかな家庭菜園ができるていどの庭がある家が欲しかったので、駅から遠くても安い家を選んだんです。
私の場合のポイントは、私の場合は、収入の金額も大事ですが、安定性も重要な要素でした。
しかし、自由な働き方ができる仕事を持って地方移住すれば、多少収入が不安定になっても大丈夫だと考えました。
また、、東京のような便利な場所に、住みたいというのは、大きな条件でした。でも、便利であれば、東京という場所にこだわる必要は、全くありません。
だから、東京の代わりに仙台に住むという代替手段を考え付いたわけです。
これなら、多少収入が不安定になっても、問題無いと判断しました。まさにこれが私にとっての、Good Enoughな収入の形だったんです。
Good Enough Lifeというのは、パズルみたいなものです。何があればGood Enoughなのかが分かれば、あとは色んな代替手段を組み合わせて、工夫すれば意外に簡単にベストな方法が見つかります。
ぜひ、あなたもやってみてください!
まとめ
というわけで、今回は幸せな生活をするために必要な、Good Enoughな収入について考えてみました。
Good Enoughな収入を考える時のポイントを、もう一度おさらいしておきますね!
- お金を稼ぐ行為は、幸福度を下げる行為
- お金を稼ぐための苦労は、ほど良い程度にとどめるべき
- 代替手段を考えて、必要な支出を上手に減らす
もちろん、仕事にストレスを感じない人はいます。私の友人にも朝から晩まで楽しんで仕事をして、メチャクチャ稼いでいる人もいます。
もし、あなたが仕事を趣味のように感じて、全くストレスを感じないなら、それで良いと思います。
でも、少なくとも私は無理です^^;
あなたも仕事はほどほどにしたいのであれば、ちょうど良い所で稼ぐのをやめる勇気を持つことを考えてみてください。
また、代替手段を考えることは、妥協することとは違います。
自分が譲れないこだわりのあるポイントは、絶対に諦めないことが大切です。妥協とちょうど良いの違いは、とっても重要な事なので、是非、この記事を読んでおいてくださいね。
Good Enough Lifeは自分にとって、ちょうど良い生活のことです。 しかし、よく妥協した生活との違いが、分からないと言われます。 妥協とちょうど良いは何が違うのでしょうか? ここでは、妥協したライフスタイルとGood Enough Lifeの違いを解説します!
というわけで、皆さんも是非、Good Enoughな収入を考えてみてください!