
インターネットというのは、情報がもの凄い量と速さで飛び交う空間ですよね。そんなものを使ってビジネスをするためには、情報の扱い方が上手になる必要があります。
だから、常に新しくて有益な情報を集めることにみんな躍起になっています。そんななかで、情報に疎い人を情報弱者なんて呼ぶことがありますよね。
元々は、情報通信技術が発達した現在で、得る情報の量と質が、社会的・経済的な格差につながることを問題視して生まれた言葉です。
でも、インターネットビジネスの世界では、情報に疎い人を蔑む言葉として使われることが多いですよね。私も他人から情報弱者と思われないように、情報には敏感でありたいと努力してます。
しかし、そうやって、様々な情報を集めているうちに、実は情報弱者を蔑んでいる人の方が、情報を活かすことが下手なのではないかと思うようになりました。
むしろ、情報弱者の方が生活の質が高いんじゃないかと思うことすらあります。
じゃあ、情報ってどうすれば上手に活用できるのでしょうか?
今回は情報との上手な付き合い方を考えてみます。
情報弱者の特徴
情報弱者なんて言葉が出てきたのは、つい最近のことですよね。
インターネットやSNSを使えば、有益な情報を素早く入手できるようになったため、情報に敏い人ほど、たくさんの利益を得ることができる世の中になりました。
その陰で、情報に疎い人は、十分な利益を得ることができません。情報格差が、社会的・経済的な格差が生まれる一因になってると考えられてるわけです。
じゃあ、情報弱者と呼ばれる人には、具体的にどんな特徴があるんでしょうか?
私が考えや実際に調べた結果をまとめると、情報弱者の特徴はだいたいこの3つ集約されるようです。
- 情報端末を持ってない
- マスコミやインターネットの情報を鵜呑みにする
- 専門家の意見を鵜呑みにする
それぞれの特徴はこんな感じです。
情報端末を持ってない
情報弱者と言われる人は、インターネットに接続できるパソコンやスマートフォンを持ってないか、持っていても上手に活用できていません。
情報端末は、持っているだけでは不十分で、それを使いこなすITリテラシーが要求されるわけです。
マスコミやインターネットの情報を鵜呑みにする
ニュースやインターネットの情報を妄信してしまう人も、情報弱者に多いタイプです。
自分が情報発信者の立場になると、信頼できる情報を発信するために、必ず自分で調べて裏付けを取ったものだけを発信するようになります。そうやって調べていると、マスコミやインターネットの情報には、いい加減なものが非常に多いことが分かります。
しかし、情報弱者と言われる人たちは、“ちゃんと取材した信頼できる情報だろう”と信じて鵜呑みにしてしまい、自分で調べようとはしません。
専門家の意見を鵜呑みにする
マスコミを妄信することにも似ていますが、情報弱者と言われる人の中には、専門家の意見を妄信する人が多いようです。
重要なことほど、色んな意見を比較して、自分でも調べてから決める必要があります。でも、そのような手間をかけずに、専門家の言う通りにやっていまいます。そして、もし、損害が出たら専門家の責任にしてしまうわけです。
また実は専門家の中にも、情報弱者が多くいます。そのような、情弱専門家の意見は、時代遅れで信頼できない情報が往々にしてあります。
自分で調べてみれば、専門家の意見の中にも、多くの誤りがあることが分かります。
いわゆる情報弱者と言われる人たちは、このような特徴を持っているわけです。あなたの周りにもこんな人いますよね?
私の友人にもこんな人が多いです。
- パソコンを使いこなしてない
- SNSをやらない
- 信頼性の低い情報を信じている
でも、私の友人の場合、情報弱者的なライフスタイルでも、幸せで生活レベルが高い人はたくさんいます。
ていうか、むしろ幸せそうで羨ましいくらいなんです。一方の自分は、情報の洪水の中にいて、メールやSNSの返信に追われていて、毎日疲れちゃっています。
いったいどっちの方が幸せなんだか、分からなくなります。
果たして、情報弱者って、本当に悪いことなんでしょうか?
情報弱者は本当に悪いの?
現代社会では、情報弱者でいると様々なデメリットがあると言われています。
だから、情報弱者にならないための対策なんてものも考えられています。
情報弱者にならないための対策
社会的・経済的な格差を小さくするためには、情報格差を減らすことが重要とされます。
そのためには、このような事をすると良いなんて言われています。
- 情報端末を活用する
- SNSを利用する
- ニュースや新聞の見出しを検索してみる
でも、実際にはスマホ依存や、SNSの弊害は様々な問題を生んでいます。忙しい生活の中で、ニュースや新聞の見出しを検索してみるなんて、わざわざやらないですよね…。
芸能人の中でも、あえてSNSをやらない人はたくさんいます。
私の友人の中にだって、SNSに追われるのが嫌なので、LINEもfacebookもやらない人は多いです。
今の人たちは、過度な情報にさらされると、生活の質が下がることが、だんだん分かってきているのです。
じゃあ、なぜ、過度な情報が良くないんでしょうか?
いわゆる情報弱者の方がマシな理由
人間は、五感を使って情報を集めます。特に視覚や聴覚などが情報収集手段の中心です。
だから、基本的に目の前に存在する人や物からしか、情報を得ることができません。そして、脳の処理能力もそれを前提にしてできています。
ところが通信技術が発達したせいで、人間が得られる情報量は、極端に増えました。
一説には、現代人が1日に触れる情報量は、江戸時代の人の1年分、平安時代の人の一生分なんて言われています。
人間は、そんな膨大な量の情報を処理できるようにはできていません。だから、毎日触れる情報のほとんどは、サラッと無視して忘れ去ってしまいます。むしろ、こうして無視することの方が、健全な社会生活を送るために重要です。
例えばSNSなんかでは、友人たちから、無視していると思われないように、毎日大量のメッセージに無理して返信しているなんて、よく聞きます。
私の場合は、ビジネスに関する情報は日常的に集めています。しかし、最近ではあまりに情報量があり過ぎて、読むだけでも疲れてしまいます。
だから、ほとんどの記事は、まず素早く斜め読みして、必要なものだけを読むようにしています。こうしないと全ての情報を処理するなんて、私には不可能です。
このように、限られた処理能力しかないにもかかわらず、現代の情報量は膨大過ぎます。一つ一つの情報に真面目に対処していたら、毎日の生活に質は下がる一方です。
つまり、真の情報弱者とは、膨大な情報に翻弄されている人のことなんです。
じゃあ、そのような真の情報弱者にならないためには、どうすれば良いんでしょうか?
情報の洪水の中で本当に重要な事
情報の洪水のような現代社会では、情報端末を使って、たくさんの情報を集められるだけじゃ、何の自慢にもなりません。このレベルでは、あなたもまだまだ情報弱者を卒業できているとはいえません。
求められるのは質の高い情報を、たくさん集められることです。
そのために必要な具体的なことは次の3つです。
- 良い人間関係を作る力
- 自分で調べる習慣
- すぐに検証する行動力
結局、情報強者というのは、いつの時代もポイントは一緒です。
順番に見ていきましょう!
良い人間関係を作る力
まず、最も大切なのは、良い人間関係と、それを作る力です。
お金持ちが、ずっとお金持ちでいられるのは、なぜなんでしょうか?答えは『お金持ちの友達がたくさんいるから』です。
儲け話の情報は、お金持ち同士で共有しているので、いつもお金を稼ぐことができます。そんな彼らにはスマートフォンもSNSも必要ありません。
普段から色んな人と積極的に関わって、信頼できる人間関係を増やしていきましょう。
自分で調べる習慣
情報は自分自身で調べることが必須です。
でも、調べると言っても、Googleで検索するだけじゃ不十分です。
信頼できる人のアドバイスを聞いたり、実際に体験した人や専門家の意見を聞くなど、ちゃんとした生の声を聞く事が大切です。
すぐに検証する行動力
典型的な情報弱者のパターンは、情報を仕入れただけで満足してしまうことです。
情報の洪水にさらされていると、一つ一つの内容を真剣に確かめることなんて不可能なので、これは仕方の無いことです。
だから、信頼できる人から情報を貰うことが重要なんです。こうして信頼できる情報を入手したら、最優先で自分でも調べてみて、すぐに試してみることが重要です。
自分の時間は限られるので、質の低い情報に振り回されるのではなく、信頼できる人からの信頼できる情報を優先するようにしてみてください。
まとめ
というわけで、今回は情報弱者にならないための対策をお伝えしました。
情報弱者とは、情報を集める能力が低い人や、情報を見極める能力が低い人だけを指しているわけではありません。
集めた情報に振り回されて、本当に良い情報を見極められない人こそが、本当の情報弱者です。
本当に価値があって信頼できる情報は、いつも信頼できる人からもたらされます。
インターネットやSNSなどからもたらされる情報は、量ばかり多くて質が低いものもたくさんあります。
そのような情報よりも、積極的に色んな人との関係を作っていくことの方が重要です!
いつも価値ある情報を求めて、アンテナを張っていれば、インターネットなんて使わなくても、有益な情報を得ることができます。
信頼できる人間関係をたくさん持っている人が、いつの時代でも情報強者です。情報を得ることよりも、人と接することを意識して、毎日を生活してくださいね!