ライティング案件の提案文の書き方!クラウドソーシングで採用されるコツを解説!

クラウドソーシングを利用したWebライターのお仕事は、最も手軽なナリワイです。

月5万円のナリワイ作りの基本中の基本として、手軽でとてもおすすめです。場所も時間も選ばないというメリットも大きいですし、ライティングスキルは、すぐに上達するので、未経験であっても、できることも大きいです。

しかし、クラウドソーシングで受注できるWebライターのお仕事は、単価が低い案件が多いのが難点です。

「クラウドワークスやランサーズの、Webライターの仕事は稼げない!」なんて声をよく聞きます。

確かに単価の低い案件ばかりやっていると、全く稼げないのは事実です。だから、クラウドソーシングサービスを使って稼ぐためには、単価の高い案件をいかにして受注するかにかかっています。

そして、そのために重要なのが、クライアントへの提案文です。この提案文の書き方で、案件受注の成否が変わってくるからです。

そこでここでは、クラウドソーシングのWebライティング案件を受注するための提案文の書き方を解説します。

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提案文を書く時のポイント

未経験の初心者が案件を獲得する際に、最も重要なのが提案文です。

実績を積んで高評価を溜めていけば、当然受注はしやすくなります。しかし、どんなに実績を積んでも、単価の高い案件を受注するためには、提案文の書き方が大切になります。

早速、提案文の書き方のコツを見ていきましょう。

提案文のコツ

提案文を書く時に大切なポイントには、このようなものがあります。

  • 案件内容への理解を書く
  • 自分を採用する有益性を示す
  • 根拠の無い口約束はしない
  • 実績・根拠を書く
  • ネガティブなことは書かない
  • 謙虚さを出す

重要なことは、お金をもらって仕事をする以上、これはビジネスだということです。だから、基本的なビジネスマナーに従った提案をすると、自然に説得力のあるものになります。

それでは、順番に説明していきますね。

案件内容への理解を書く

まず、大切になるのが、案件内容への理解を示すことです。

例えば、依頼内容が”自社のスマホアプリのレビュー記事”であれば、「スマートフォンのアプリの使い方や便利さを解説して、アプリの販売促進を目的になさってると理解しました。」みたいな感じです。

限られた情報の中なので、間違った推測になることも多いですが、別に問題無いです。クライアントは自分のビジネスのために、ライティングを発注しています。そのため、案件内容を理解しようという姿勢を感じると、一緒にビジネスを作り上げてくれるパートナーと感じて信頼が上がります。

簡潔に1文だけで構わないですが、とても重要なので、必ず入れるようにしてください。

自分を採用する有益性を示す

応募した理由に絡めて、自分を採用する有益性を示します。

例えば同じように、依頼内容が”自社のスマホアプリのレビュー記事”だとすると、「スマホアプリは過去に百個以上利用したことがあるため、その経験を活かした記事が書けると考えました。」みたいな感じです。

他にも”アプリ開発の経験がある”とか”ゲームソフトの記事を書いたことがある”など、何でもかまいません。

クライアント側は、”その人にライティングを発注する理由”を欲しがっています。そのため、何の有益性も示さないことだけは絶対にやめましょう。

根拠の無い口約束はしない

よくありがちなのですが、「納期は厳守します」「迅速かつ密なコミュニケーションを心がけます」「不備や至らない点はすぐに改善します」みたいなことを書く人がいます。

しかし、あなたが”納期を守る人”とか”良いコミュニケーションをする人”だという根拠は、どこにあるんでしょうか?初めてのやり取りでは、あなたが信頼のおける人かどうかなんて分かりようがありません。また、ビジネスの世界では、このようなことを守るのは当然なので、わざわざ書いても白々しいだけです…。

あなたが既に実績のある人であれば、それまでの評価ポイントで、ある程度の信頼を勝ち取ることができます。しかし、そうでなければこのようなことは、実際にこれからのやり取りの中で証明することが重要です。

かえって印象を悪くしかねないので、このようなことは書く必要がありません。

実績・根拠を書く

もし、可能なら自分の有益性を証明する実績や根拠を示しましょう。

他のクラウドソーシングサービスの利用実績とか、自分が書いた記事ブログなどがあると良いです。応募している案件と近いジャンルの記事であれば、なお良いです。

もし、どうしても実績を作りたいのであれば、安い単価で記事を書くのも選択肢の一つです。執筆者として自分の名前を明記してもらえるのであれば、理想的です。そうでなくても、自分の書いた記事の公開後にURLを教えてもらえるようにしましょう。

あなたが書いた記事は、必ずクライアントのチェックや添削が入ります。そのため、あなたが初心者で書いた記事が拙い内容であっても、公開されている時には、立派な記事になっています。

強力な実績になるので、試してみてください。

ネガティブなことは書かない

あなたが未経験の初心者だとしたら、やっぱり自信が無いでしょうし、ちゃんとした記事が書けるかどうか不安ですよね?

でも、たとえそうだとしても、提案文には自信の無さを感じさせる表現は、絶対に入れないでください。

例えば、”自社のスマホアプリのレビュー記事”の案件で、あなたがライティング未経験だとしたらこんな感じです。

良い例

Webライターのお仕事は今回が初めてですが、過去にアプリの開発を行う会社に勤めていた経験があるため、アプリに関する知識や経験は豊富に持っています。普通の人にはないユニークな視点で記事を書けると思いますので、よろしくお願いします。

悪い例

Webライターのお仕事は今回が初めてです。ご迷惑をおかけするかもしれませんが、過去にアプリの開発を行う会社に勤めていた経験があるので、私でもできるのではないかと考えました。不慣れで、最初はご期待に沿えない部分もあるかもしれませんが、よろしくお願いします。

悪い例の文章は、謙虚で良いと感じるかもしれません。でも、実は悪い例の方は、最初から自分でハードルを下げて、責任逃れをしているのです。

同じことをまた書きますが、Webライターのお仕事はビジネスなので、応募するからには、“ベストを尽くして記事を書く”ことにコミットしましょう。

ベストを尽くしても、クライアントに満足してもらえない場合もあります。その場合は良い経験を積ませてもらったと考えて、また次の案件に応募して、少しずつ上達していけば良いだけのことです。

最初から良い記事を書ければ苦労はしません。お金をもらって経験を積ませてもらえることに感謝しつつ、堂々と自分をアピールした提案文を書いてください。

謙虚さを出す

謙虚さを感じさせる文章はとても大事ですが、同時に難しくもあります。

自信満々で自分の実績や価値をゴリ押しする傲慢さがNGというのは、分かりやすいと思います。

しかし、勘違いしやすいのが、謙虚さと自信の無さの違いです。

例えばこの2種類の文章の違いを、どう感じるでしょうか?

  • 未経験ですがよろしいでしょうか? ⇒ ×
  • 未経験ですがベストを尽くします。 ⇒ 〇

  • 文章力には自信がありませんが、応募しました。 ⇒ ×
  • 文章力の無さは知識量でカバーします。 ⇒ 〇

×の方は、自分の自信の能力の低さをカバーしようという意思が感じられません。“能力が低くても良いなら採用してください”という無責任さを感じます。

一方で〇の方は、能力の低くても、他のことで補ってクライアントの利益になるように努力する意思が感じられます。

謙虚さとは、『自分には至らない点もありますが、それでもベストを尽くして、あなたの利益になるように努力します』という態度だと考えると分かりやすいです。

大切なことなので、謙虚な文章を意識してくださいね。

提案文の例文

では、実際の提案文の例を見てみましょう。

これは私が実際にクラウドワークスで、Webライターの案件を獲得した時の提案文です。

案件の内容や実績を示す文章の内容は、適当に変えていますが、文章の書き方はそのままです。

提案の例文

御社のスマートフォンアプリの使い方と魅力を説明し、販売に繋げるための記事と推察いたしましたが、よろしかったでしょうか?

私自身、スマートフォンアプリの開発業務を経験したことがあり、アプリの知識は豊富です。
そのため、アプリの使い方に関する記事であれば、お役に立てると考え、応募いたしました。

また、私は個人的に運営しているブログがあり、Webコンテンツの作成には慣れています。
https://xxx.com/

こちらのサイトの記事は、全て私が書いています。
現在、○○記事程度公開しています。

このサイトの記事を読んだ仲間からは、「取説を書くのが上手なタイプだね」というコメントを、貰ったことがあります。
そいういった点でも、アプリの使い方の説明記事であれば、お役に立てるのではないかと思います。

【契約金額】
契約金額は〇記事とのことですので、××円とさせていただいています。

【スケジュール】
3日に1記事でしたら、無理なく作成可能です。
〇記事でしたら、×日間いただければ余裕を持って作成可能ですが、いかがでしょうか?

ちなみにこの時点で、私はクラウドソーシングサービスのWebライター案件の実績はゼロでした。それでも、自信の無さを感じさせないように、自分の実績も実際の数字を示して伝えしました。

この案件は、文字単価が1文字1.5円でしたが、無事受注することができました。初めてにしては、なかなかの報酬の案件ですよね?

もちろん、ブログ運営の経験と実際にそのサイトを見てもらったことは大きいと思います。

このような提案文を意識して、案件の受注効率を上げていってくださいね^^

さて、提案文の書き方のコツは以上なんですが、実際に契約になるまでには、何度かやり取りするのが普通です。

このやり取りでも、注意するべきことがあります。せっかく自分に興味を持ってもらったのに、そのチャンスを逃してしまっては、もったいないですよね。

そこで、次は採用までのやり取りの注意点を見ていきましょう。

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採用までのやり取りでの注意点

提案文に対して、クライアントから前向きな返信が来たら、チャンス到来です!

でも、契約まではまだ気を抜けません。それにもしかしたら、この案件が終わっても、継続してライティングを依頼してくれるかもしれません。

そのためには、今から信頼を築くことが重要です。

そこで、やり取りの際には、次のことに注意しましょう。

  • 迅速に返信する
  • 基本中の基本ですが、クライアントからのメッセージには、迅速に返信しましょう。

    特に最初の頃は、6時間以内には返信してください。どんなに忙しくても、せめて12時間以内には返すようにしましょう。

  • 不明点はちゃんと確認する
  • 分からないことは、遠慮せずに聞きましょう。特に契約条件に関わる事ならなおさらです。

    最初は分からないことがあるのは当然です。それなのに、何も質問されないと、逆にクライアント側は心配に感じるかもしれません。

    後でトラブルにもなりかねないので、不明点は質問して認識の齟齬が無いようにしましょう。

  • 謙虚さを心掛ける
  • ここでも謙虚さがとても大切です。

    例えばクライアントから”○○の専門的な知識が必要ですが大丈夫ですか?”なんて聞かれた時に、その分野の知識に自信がないと不安になりますよね?

    ウソをつくのはもちろんNGなので、そんな時にも、謙虚な返し方をするのが重要です。例えばこんな感じです。

    「○○の知識は詳しくはないですが、入念なリサーチで責任の持てる情報を書くようにいたします。」

    “ベストを尽くして、責任を果たす”という意思表示をしたうえで、あとはクライアントの判断にゆだねましょう。案件は他にもあるので、無理して背伸びせず、地道に自分に合った案件を探した方が、長い目で見て良いです。

以上が、提案文を書いてから、契約に至るまでのコツです。

でも、もしあなたがWebライターに応募するのが初めてだとすると、これでもまだ不安かもしれませんね。

しかし、大丈夫です。実はクライアントだって不安なんです。だから、その不安を理解すれば、更に上手な提案文を書けるようになります。

また、クライアントの不安をやわらげてあげようと考えると、不思議と自分の不安も小さくなるものです。

そこで、次はクライアント側の気持ちを解説しちゃいます。

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クライアントの気持ち

実は私はクライアント側として、ライティングを発注した経験も多いんです。

Webライティングの発注側も受注側も経験したことがあるという、変わった経験を持っています^^;

そんな私だからこそ、お伝えできるのが、クライアント側の気持ちです。

これが分かると、上手な提案ができるようになります。特に受注側として、知っておくと役立つのはこんなことです。

  • クライアントだって不安
  • 返信が早いと安心する
  • 謙虚な人が一番
  • 末永くお付き合いしたい

それぞれがどういうことか、順番に説明しますね!

クライアントだって不安

案件に応募するのって、相手がどんな人なのか?どんな会社なのか分からなくて、不安もありますよね?

でも、これはクライアント側だって同じです。どんな人が応募してくるか分からないので、発注した後は少なからず不安があります。

大切なお金を払って、ライティングを依頼するので、変な人にお願いしたくないのは当然です。

そんな時に、自分のビジネスのことを考えて、建設的な提案をしてくれる人がいれば、一気に信頼が増します。

“クライアントを安心させてあげる”という意識を持つと、提案文が書きやすくなりますよ。

返信が早いと安心する

最初の提案の後のやり取りがスムーズだと安心します。

実はライティングを発注しても、ほとんどの人は連絡が取れなくなってしまいます。契約完了前に自然消滅してしまうのです。

10人集めて2人~3人残れば良い方なんですよ。それがクラウドソーシングで、Webライティングのお仕事を発注する際の現実です。

だから、メッセージに対する返信が早いのは、それだけで大きな信頼獲得につながります。

謙虚な人が一番

クライアント側の気持ちとしては、多少能力は低くても、一緒にやっていく過程で育て上げていくつもりでいる場合も多いです。

だからライティング能力よりも、謙虚な人の方がありがたいのです。

謙虚さは意識すれば、誰でも最初から持つことができるものです。是非、謙虚な態度で、自信を持ってクライアントに提案してみてください。

末永くお付き合いしたい

結局、クライアントが一番望んでいるのは、末永くお付き合いできることです。

毎回新しい人に、記事の書き方を説明したり、自分の好みの書き方を教えるのは大変です。

やはり、既に一緒に仕事をして慣れている人と、ずっとお付き合いしたいと思うものです。

だからこそ丁寧で迅速で密なコミュニケーションが大事です。Webライティングのスキルなんて、知識と経験ですぐにカバーできるものです。

クライアントが末永くお付き合いしたいのは、どんな人かを考えて提案してみてください。

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まとめ

というわけで、今回はクラウドソーシングサービスを使った、Webライティングのお仕事の提案のコツを解説しました。

Webライターのお仕事で、収入を得るためには、最初が一番大変です。

実績と経験を積めば、どんどん楽になっていくので、妥協せず根気よく提案を続けてください。

Webライティングのスキルは、繰り返し記事を書いていれば嫌でも成長するものです。

大切なのは、謙虚で誠実な態度で、クライアントと接することです。

続けていれば、どんどん順調に稼げるようになるので、是非、挑戦してみてくださいね!

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